限られたパッケージングの中で最も効率的な室内空間をもつ1BOX車、通称ハコ車
今回は1.5BOXミニバンの中から、ハコ車として使える4モデルをピックアップ

STEPWGN ホンダ ステップワゴン(旧型)

ホンダ ステップワゴン(旧型)|車はハコでしょ!


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初代モデルにしかない本格的な“ハコ”
初代~2代目のステップワゴンは5ナンバーサイズいっぱいのボディに、広くて四角い空間をもつ3列シートワゴンだった。3代目モデルが登場し、だいぶ時間が経過したが、いまだに根強い人気がある。そんな旧世代のステップワゴンには“ハコ”としての魅力を備えるモデルが存在していた。それが初代のNグレードに設定されていた5人乗りモデルである。その名の通り3列目を取っ払ったモデルで、2列のアレンジ(ダブルフォールディング)だけで、バイクもカンタンに積載ができてしまう抜群の積載能力を誇るモデルだった。商品ラインナップにこのクラスの商用バンをもたないホンダだけに、“ハコ”を求めるホンダ党には今も根強い人気がある。

BONGO FRIENDEE マツダ ボンゴフレンディ(絶版)

マツダ ボンゴフレンディ(絶版)|車はハコでしょ!


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超ロングスライドシートが面白い!
ボンゴフレンディはマツダの1.5ボックスミニバンとして1995年にデビューし、2005年まで販売されたロングセラーモデルである。最大の特徴は屋根が持ち上がりテントになるオートフリートップの設定だった。悪路で使えるデリカスペースギア、車で泊まれるフレンディと、両車はアウトドア派に非常に高い人気を得たモデルだ。そんなフレンディにも2列5人乗り仕様という“ハコ”スピリットあふれるモデルが存在した。このクルマのシートはなんと2mも動かすことができるロングスライド機構を備えている。3列目シートがないこのモデルだと、なんと運転席から2mも後ろに座ることもできる。その空間は発想次第でかなり面白い使い方ができそうだ。

VOXY トヨタ ヴォクシー(旧型)

トヨタ ヴォクシー(旧型)|車はハコでしょ!


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荷室のアレンジが自在の5人乗りモデル
ヴォクシーは数ある3列シートミニバンの中でも人気の高いモデル。そんなモデルに、2列目シートの5人乗りモデルが存在することを知る人は非常に少ないはず。トランスXというネーミングが与えられたこのモデルが登場したのは2004年のマイナーチェンジでのこと。ラゲージに用意される3枚のボードで9通りのアレンジが可能。しかも1枚のボードには折り畳み式のアシも付いており、これを活用すればテープルに早変わりする。素材を手に入れて自分流の“ハコ”を作り込んでいくのが理想だけど、そこまで本格的にやらなくても自分なりに“ハコ”を楽しんでみたいと言う人に、このクルマはかなりオススメだ。

NOAH トヨタ ノア(現行)

トヨタ ノア(現行)|車はハコでしょ!


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現行モデルにも設定される5人乗りのYY
ファミリィに人気のあるノア、このクルマにも5人乗りモデルが設定されている。グレード名はYY。このクルマは吊るしの状態でも、かなり使える“ハコ”になる。というのも、通常3列目シートが装着されるスペースには3枚のラゲージボードが用意されていおり、このアレンジ次第で空間を様々な形にアレンジができるのだ。例えば上下二段にしてみたり、ボードを縦に差し込んでラゲージを3つのスペースに区切ることもできる。もちろんボードを使わず、2列目を倒し込めば、広大な空間が登場する。いろいろ使いこなしたいユーザーにオすすめしたい。いつまで新車販売をするかわからないモデルなので、新車派も今のうちにチェックを!
Report/ 萩原文博、石川茂幸
※この記事は、カーセンサー関東版19号(9月18日発売)の特集をWEB用に再構成したものです