ミニ ミニクロスオーバー

こんにちは、カーライフ・エッセイストの吉田由美です!

カーセンサーの本でも連載している企画「勝手にハッピーバースデー」。

この企画では、発売したタイミングをその車の誕生日と見立てて、○年後に○歳おめでとう! と勝手にお祝いをしていきます。
 

ミニ ミニクロスオーバー(初代)を勝手にハッピーバースデー!

今回お祝いするのは2011年1月に発売されたミニ ミニクロスオーバー(初代)。海外では「カントリーマン」という別の名前で販売されているモデルなんです。
 

ミニ ミニクロスオーバー▲ハッチバック、コンバーチブル、クラブマンに続く第4のミニとして登場したSUVモデル。ハッチバックよりも120mm高い全高や、高い位置に設定されたシートポジションでシリーズ最大のボディサイズとなっている。

この子のコンセプトモデルが発表されたのは、2008年のパリモーターショー(通称パリサロン)。そして、日本での発表会は2011年。当時、東京駅前にあったBMW Group Studioで、開催されました。

ここは、BMWジャパンが、本社を千葉県幕張から東京駅前に移転し、そのビルの1階にできたBMWグループのショールーム。車の展示フロアにDEAN&DELUCAが併設されていて、車を見ながらカフェタイムを楽しめる素敵な場所でした!

私は発表会以外でもカフェとしてよく利用したり、DEAN&DELUCAはパッケージがかわいいので、よくプレゼントに購入していました。なのに、昨年なくなってしまって残念……。
 

ミニ ミニクロスオーバー▲BMW Group Studioの店内。車の展示だけでなく、グッズの販売もありました

話がそれてしまいましたが、日本発表を担当したのは現BMWジャパン広報部長の佐藤さん。当時はミニを担当し、ミニクロスオーバーはブランドとして4番目のモデル、4ドア、 4m強の全長、初の4WDと「4」をキーワードに全力プレゼン。こういうプレゼンは意外と印象に残るんですよね。

巷では、“MINI” サイズとは言い難い大きなフォルムから「デカMINI」なんて言われました。しかし、その分使い勝手の幅が広かったり、世界的なSUV人気も加わったりで、たちまちミニファミリーの人気モデルとなりました。現行型のボディサイズはさらに大きくなっているので、今改めて見てみるとこの初代が日本ではちょうどいいサイズ感かも!? 
 

ミニ ミニクロスオーバー▲リアシートは足を組めるくらいのスペースがあります
ミニ ミニクロスオーバー▲リアの大きなエンブレムはリアゲートを開けるハンドルになっています

気になる車内は、広くなってもミニワールド全開!

インパネまわりは、他のモデルでも採用されている大きくて丸いスピードメーターがセンターに陣取っています。その両側にある丸いエアコンの吹き出し口で、ぱっと見はまるで隠れミッキー(笑)。

 

ミニ ミニクロスオーバー

また、スイッチやサイドブレーキの形状は飛行機の操縦席をほうふつさせるデザインです。

そして、初代クロスオーバーといえば、運転席と助手席の間にあるセンターレール・システム。運転席と助手席の中央部分にレールがあり、そこにカップホルダーやメガネケースなど、ユーザーが必要なものをトッピングしていくという画期的な構造でした。

ただこれ、現行型にはもうないことを考えると、画期的すぎてあまり好評ではなかったのかな?
 

ミニ ミニクロスオーバー▲この車にはスマホが置ける台やメガネケース、ドリンクホルダーがセットされてました

続いて、エクステリアはボディがグレーで一見シックなのにルーフが華やかな白でバランスのいいおしゃれな印象に。

さらに、ボンネットとリアには白いルーフにつながるように太めと細いラインが両側に2本。そして、サイドミラーやセンターミラーはユニオンジャック柄にカスタムされています。
 

ミニ ミニクロスオーバー

実は、私の今の愛車もミニなんです。と言ってもミニクーパー(5ドア)で、ボディカラーはペッパーホワイトでルーフとサイドミラーが黒の組み合わせ。

これが人気のパターンなのか、たくさん街を走っているんです。それを見ちゃうとなんかつまらなくなって手を加え始めています。

まずは、ルーフとサイドミラーに黒ベースのユニオンジャックに……。ただ、これもさりげなさすぎてあまり目立たない。

次はボンネットに2本のラインを入れたら、レーシーな感じになってしまい、なんか私の思ったイメージからどんどん遠くなっているような……(笑)。

このミニクロスオーバーを見ちゃうと、ボディを色ものにして、ルーフは白に限る(笑)! そして、ユニオンジャックも白がアクセントとして入るタイプの方がかわいいな~。

ちなみに、撮影協力いただいた販売店の方も「すぐに売れちゃう」と 人気ぶりに太鼓判を押していましたが、ミニクロスオーバーは入荷してもすぐに売れてしまうそう。もちろんこの車も……。気になっている方はご購入はお早めに!

というわけで12歳、ハッピーバースデー!

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ミニ ミニクロスオーバー(初代)×全国

撮影協力いただいた販売店

ミニ ミニクロスオーバー

今回撮影協力いただいた「Makio Corporation輸入SUV専門店」は正規ディーラー査定指定店として、輸入車を中心に販売しているお店です。屋内ショールーム完備なので、雨の日でも安心して車を見ることができちゃいます。メンテナンスもお願いできるので初の輸入車を購入されるカスタマーも多いとのこと! 気になる車があれば、ぜひチェックしてみてください
 

文/吉田由美、写真/篠原晃一、BMW
吉田由美

カーライフ・エッセイスト

吉田由美

短大時代からモデルを始め、国産メーカーのセーフティドライビングのインストラクターを経て「カーライフ・エッセイスト」に転身。車回りのエトセトラについて独自の視点で、自動車雑誌を中心にTV、ラジオ、WEB、イベントなどで広く活動中。様々な車を紹介するYouTube「吉田由美ちゃんねる」も好評配信中!