トヨタ ヤリスクロス ▲フロントバンパーは専用形状ではなく、エアインテーク内のみがGRスポーツ専用のデザインに変更されるようだ。足元には専用アルミホイールが与えられる

GRスポーツを追加設定

2020年8月に国内で発売されたヤリスクロスは、トヨタSUV商品群のエントリーモデルにあたる。発売から丸2年が経過する2022年8月に初めて一部改良が実施される。話題喚起のために2つのモデルが用意されるという。そのひとつが「GRスポーツ」だ。

スポーティなテイストが自慢の「GRスポーツ」には、18インチタイヤと10本スポークの専用アルミホイール、フルLEDヘッドランプが与えられて精悍な印象が醸し出される。

ボディ前後には専用エンブレムが装着されて、GRブランドがアピールされる。

トヨタ ヤリスクロス▲リアではバンパー下部の樹脂ガーニッシュが専用デザインに差し替えらえてスポーティな雰囲気が演出される。GR一族の証しとなるエンブレムも備えられる

パワートレインは、変更なし

内装はブラックに統一されてタイトな雰囲気が演出される。フロントシートには専用品が用いられ、スエードと合皮のコンビ表皮にシルバーステッチが施される。

同様にステアリングとシフトノブにもシルバーステッチ入りが採用され、足元のアルミペダルとともに、スポーティさが前面に押し出される。

パワートレインは1.5L直3と同ハイブリッドの2種類で、スペックはベース車と同じだ。なお、駆動方式はFFに限られて4WDは用意されない。

ただし、ハンドリング性能を高めるべく床下を中心に補強パーツが追加されて剛性アップが図られるようだ。

トヨタ ヤリスクロス▲Zアドベンチャーには欧州仕様に採用済みの前後シルバー調ガーニッシュが装着されアクティブな印象が強調される
トヨタ ヤリスクロス▲欧州仕様のリアビュー。Zアドベンチャーには専用アイテムと化すルーフレールも標準装備されるようだ

アクティブな印象の「Zアドベンチャー」

「GRスポーツ」と双璧をなす、イメージモデルとして登場が予定されるのが「Zアドベンチャー」だ。前後バンパーにシルバー塗装のアンダーガード風ガーニッシュが装備されてアクティブな印象が醸し出される。

併せてルーフレールが標準装備され、シート表皮は合皮とツイード調ファブリックのままだが色調がタン×ブラックに変更される。

なお、ルーフレールは「Zアドベンチャー」の専用アイテムとなり、既存の「Z」および「G」グレードでのオプション設定は抹消されるようだ。

※2022年3月11日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

【諸元・スペック】
■予想発表時期:2022年8月
■全長×全幅×全高:4180×1765×1580(mm)
■搭載エンジン:1.5L 直3+モーター 他

text/マガジンX編集部
photo/マガジンX編集部、トヨタ