ちょい不良!? ちょい上品!? 今と昔で異なるイメージの子【吉田由美の勝手にハピバ】 #006 トヨタ ハリアー
カテゴリー: クルマ
タグ: トヨタ / ハリアー / 吉田由美の勝手にハピバ / 吉田由美
2021/12/20
こんにちは、カーライフ・エッセイストの吉田由美です!
カーセンサーの本でも連載している企画「勝手にハッピーバースデー」。
この企画では、発売したタイミングをその車の誕生日と見立てて、○年後に○歳おめでとう! と勝手にお祝いをしていきます。
トヨタ ハリアー(2代目)を勝手にハッピーバースデー!
こんにちは! 今月お祝いするのは、2003年2月にフルモデルチェンジした2代目トヨタ ハリアーです。
ハリアーといえばフロントエンブレムの鳥! 皆さんこのエンブレムのモチーフの鳥は何かご存じですか?
タカ科の「チュウヒ」という鳥なんです。と言いつつ、私も「チュウヒ」という鳥は、ハリアーのエンブレムになったことで知りました。
しかし、私のハリアーのイメージはライオン!
なぜかというと、1997年に登場した初代ハリアーのテレビCM! 夜の街をタキシードを着たライオン顔の紳士・ライオンマン(?) が運転するハリアーを見るたびに、「エンブレムはチュウヒがモチーフなのに、なぜライオン?」と一人ツッコミ(笑)。
でもこれ、私だけではなく、多くの人が疑問を抱えていたと思うんですよね(笑)。
もしかしたら私だけかもしれませんが(笑)。
しかし、そんなCMの効果あってかハリアーはデビュー以来、モテる車の代表選手として爆走しています。
今回お邪魔した販売店さんでも、新型ハリアーは人気だそう。
先日、栃木の方に仕事で行く用があり、何気なく車ウオッチングをしていたら、新旧ハリアーはベスト3に入る目撃率!(吉田由美調べ)
ちなみに、他に目についたのは、新旧ノート、新旧ヴェゼル。
当時のハリアーは都会派で夜のイメージが強く、いわゆる“ちょい不良(ワル)”の香りがプンプン。
そういえば、“ちょい不良オヤジ”のバイブル雑誌「LEON」は、今年20周年を迎えたそうですが、初代ハリアーの発売がもう少し前ということを考えると、“ちょい不良”がトレンドの時代だったのかもしれませんね。
とは言いつつも、ちょい不良は昭和の時代からずっと実は人気者ではないかと思うのです。
かの昔、小泉今日子さんも「男の子って、少し悪い方がいいの~」(by 渚のはいから人魚)と歌っていましたから(笑)。
それにしても、当時はラグジュアリーでありながらワイルドなイメージだった2代目ハリアーですが、改めて見てみると、あれ? つるっとして意外ときゃしゃ。
特にフロントグリルが小ぶりで シンプルに感じます。昨今のデザインのトレンドはフロントグルの巨大化。
いかにフロントマスクで存在感を出すか、インパクトを与えるかを各メーカーが競っているような感じ。
それに比べて、2代目ハリアーはやりすぎ感がなくてイイ感じ。むしろちょいワルどころか上品に見えるのは私だけ!?
ラグジュアリーといえば、インテリアの素材も進化しています。少し前まで高級車のシートといえばよく使われていたのがビロード素材。
確かに手触りは柔らかですが、“ザ・昭和”という感じ。
昭和な感じといえば、シガーソケットや灰皿。
サイドアンダーミラーもカメラなどの普及によって、今の車にはほぼ絶滅。
オーディオ関係ではMD。確かに昔はありましたよね~。懐かしい!
センターコンソールの小物入れはボタン操作で開閉します。
開閉で別々のスイッチがあって電動開閉のようなシステム。
スイッチといえばトランクルームの床面の開閉にもなぜかスイッチを採用。
この時代は電動まではいかないまでも、自動風のものが流行っていたのでしょうか?
一見ハイテクに見えて、実はアナログという……(笑)
これもまた、電動化へのあこがれというか、電動化に向かうステップだったのかもしれません。
19歳、ハッピーバースデー!
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トヨタ ハリアー(2代目)×全国カーライフ・エッセイスト
吉田由美
短大時代からモデルを始め、国産メーカーのセーフティドライビングのインストラクターを経て「カーライフ・エッセイスト」に転身。車回りのエトセトラについて独自の視点で、自動車雑誌を中心にTV、ラジオ、WEB、イベントなどで広く活動中。様々な車を紹介するYouTube「吉田由美ちゃんねる」も好評配信中!
今回の撮影にご協力いただいた「千葉トヨペット ほたる野店」は大きなヤシの木が特徴の新車・中古車を扱っている大型店舗です。 広い展示場完備なのでじっくり車を見て選ぶことができます。商談ルームも広く、まるでホテルのフロントのような佇まい。取材日はクリスマスシーズンとあってクリスマスリースやクリスマスツリーもあり、車選びが楽しくなること間違いなし!