プジョー 208▲今回9歳の誕生日をお祝いするのは、2012年11月に登場したプジョー 208(初代)です!

こんにちは、カーライフ・エッセイストの吉田由美です!

カーセンサーの本でも連載している企画「勝手にハッピーバースデー」。

この企画では、発売したタイミングをその車の誕生日と見立てて、○年後に○歳おめでとう! と勝手にお祝いをしていきます。

今回は今年11月にちょうど9歳を迎えるプジョー 208(初代)をお祝いしたいと思います!
 

プジョー 208を勝手にハッピーバースデー!

今回お誕生日をお祝いするお友達は、2012年11月に発売された初代のプジョー 208です。

プジョーというと、数字が車名。3桁の真ん中に0を挟んで、最初の数字が車の車格(大きさ)、最後の数字が時代を表し、最新型が「208」。

といっても、どんどん数字が増えるわけではなく、2シリーズ最初の「205」は8年、「206」は8年、「207」は5年、初代「208」は8年でフルモデルチェンジしました。

最新の2代目「208」は、昨年日本で発売され、爆発的なヒットに。

ちなみに、「205」の前はなぜか「104」。はて? なぜ「1」から「2」になったのでしょう?

初代208は、2012年のジュネーブモーターショーで発表され、もちろん私はその時現地でご対面!

その後、日本では11月に発売されました。発売前の発表会は、同年4月に開業したばかりの「渋谷ヒカリエ」で開催。

印象深かったのは、会場を彩るフラワーアレンジメントの美しさ。

気になって聞いてみたら、当時のプジョー・シトロエン・ジャポンの社長の奥様がアレンジしたものだったとか。

なるほど、208はプジョーの人気モデルの後継となるため当然気合が入る1台。

車の晴れ舞台とともに、社長にとっても晴れ舞台。それをさりげなくサポートするとは、素敵すぎます。

しかも、それに気づいた私(笑)なかなかの洞察力! と自画自賛(笑)
 

プジョー 208

さて、モデル名が「207」から「208」に変わったこのモデル。

207は元気でやんちゃなイメージだったのに、208はちょっと落ち着いた感じに。フロントの部分の厚みが出て、より塊り感が出たせいかもしれません。

207は、グリルが強調されて「バケラッタ」口でしたが、フロントの厚みのおかげで少し控えめに見えます。

しかも、下あごが出ている「受け口」タイプ(笑)。なんとも憎めない顔ですね。

ライトは前後とも下部分が少し突き出し、より凝ったデザインに。

しかし、何より大きく変わったのは、フロントのライオンのエンブレム。

207まではライオンのまわりに長方形の囲いがあり、その中に3Dの立体的なメタリック仕様のライオンがいました。

下部分も同様のメタリックで囲まれているので、見ようによっては「檻の中のライオン」。

208は2010年から使われたプジョーの檻がなくなり、晴れてのびのびとボンネットに。「放たれたライオン」ですね。

そして、フロントグリルの上部分に「PEUGEOT」という文字のロゴ。

今月のお友達は、ボディカラーに艶っぽい深い赤「リオハレッド」をまとっておりますが、フロントグリルのまわりなどクロームで、“口” が強調されています。

そう、この頃はクローム多めのギラギラ感強めがトレンドで、Cピラーにもクロームのアクセントが入っています。
 

プジョー 208

フロントライトは下部分が出っ張って、シンプルなものからアクセントが付いたものに。

リアのライトには3本のライオンの爪痕がくっきり。このあたりから「爪痕」がフィーチャーされたのかも。
 

プジョー 208

インテリアで目につくのはシート。

無地のレザーと柄の入ったファブリック、そこにステッチが入っていますが、素材と柄の組み合わせが抜群で、肉厚、しかも座り心地がいいシートはさすがです!
 

プジョー 208
プジョー 208

車内もお洒落で、ドアハンドルのまわりはクロームとピアノブラックの加飾でスタイリッシュであり、かつ上質感を演出。
 

プジョー 208

ステアリングは、プジョーが俊敏な操作とリラックスしたドライビングを実現するため、新世代コックピット「i-Cockpit」を採用し、その第1弾がこの208。
 

プジョー 208

「小径ステリング」、「ヘッドアップインストルメントパネル」、「大型タッチスクリーン」の3つの特徴があり、ステアリングを小ぶりにしてステアリングの上からメーターを見る、というスタイル。

ステアリングの手が触れる部分はパンチングのレザー。メーターはアナログメーターですね。
 

プジョー 208

シフトレバーはATかと思いきや、実はMTという。ぼーっとしてたら間違えそう。
 

プジョー 208

サンバイザーは嬉しい伸びるタイプ。特にサイドに動かすと、横からの日差しを遮ってくれそう。
 

プジョー 208

さらに、室内はツートーンで、ピラーより上は白。おかげで車内は明るく感じられます。

いろいろなチャレンジとフレンチポップの融合が先代208。改めておめでとう♪
 

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プジョー 208(初代)×全国
文/吉田由美、写真/柳田由人
吉田由美

カーライフ・エッセイスト

吉田由美

短大時代からモデルを始め、国産メーカーのセーフティドライビングのインストラクターを経て「カーライフ・エッセイスト」に転身。車回りのエトセトラについて独自の視点で、自動車雑誌を中心にTV、ラジオ、WEB、イベントなどで広く活動中。人気ブログ「なんちゃってセレブなカーライフ」も更新中!