▲初めてのオフロードコースにビビったが、走行後はその面白さとエクストレイルの走破性能にぞっこん。これはハマる! ▲初めてのオフロードコースにビビったが、走行後はその面白さとエクストレイルの走破性能にぞっこん。これはハマる!

ド素人でも走れた! すごいぞエクストレイル!

エクストレイル(X‐TRAIL)という車名は、「X」がX-trem(=extreme) sports(スノーボード、スケートボードなど若者に人気のスポーツ)を、「TRAIL」が足跡、オフロード、荒れた道などを表わしている。そしてX-TRAILとは、その2つの言葉をかけ合わせた、4×4をイメージした造語なのだ。

確かに初代と2代目はカクカクしたプロポーションとシンプルな内装デザインから、車名どおりの「遊びの道具」という印象が強かった。ところが、現行型はシャープなプロポーションとなった上、ハイブリッドモデルも追加されたことで、初代や2代目に抱いていた“道具感”が薄まったように感じていた。さらに、ハイブリッドモデルで低燃費を競う「メディア対抗エコラン競争」に参加したため、余計に “インテリ”な部分を感じていたのかもしれない。

そんなペリーになんと現行エクストレイル(4WD)のオフロード走行を体感できる機会が訪れた(というか前述のエコラン後にオフロード体験プログラムが設けられていた)。実は不肖ペリー、カーセンサー編集部に身を置く立場にありながら、オフロード走行は未経験。それまでコースを見るのも初めてというありさまだった。いや正直に言うと、まったく興味がなかったのだ。

だが、そのオフロードコースを目にした瞬間、興味がうんぬんでなく、ただ単に怖いというか、「こんな場所を走れる車などあるのか?」という疑問が湧きだしてきた。と同時に、そこをド素人に走らせようとする日産広報部の笑顔に対しても恐怖を感じた。

さて、たいへん長い前ふりとなったが、結論からいうとこのオフロード走行で現行エクストレイルに対する認識が大きく変わった。エクストレイルがインテリジェンスを手に入れたということ間違いがなかったが、「遊びの道具」として大きく進化していたのだ。

機械的な詳しい説明はモータージャーナリストの先生方の記事をお任せするが、いち素人、いや一般人としてビビりながら走って、最新の4WDの実力を骨の髄まで体感できた。頭では分かっていたが、実際に体験するとその走破性の高さに驚きを隠せなかった。

エクストレイルの購入を検討していて、もしペリーのように「現行型でエストレイルは変わってしまった」と感じていた方がいるなら、ご安心を。現行型も、これまで同様、なんとも力強い「遊びの道具」だった。

▲言葉では伝わりづらいので、以下オフロード走行の様子を写真でレポート。「おいおい、こんな未舗装の急坂登るなんて無茶だろ。ちょ、ちょ、ちょっと怖いんですけど。すみません! ペリー降ります!」 ▲言葉では伝わりづらいので、以下オフロード走行の様子を写真でレポート。「おいおい、こんな未舗装の急坂登るなんて無茶だろ。ちょ、ちょ、ちょっと怖いんですけど。すみません! ペリー降ります!」
▲「マジか! 登って行っちゃったよ前のエクストレイル! 怖えー…! ペリー降ります、降ろしてくださーい!!」 ▲「マジか! 登って行っちゃったよ前のエクストレイル! 怖えー…! ペリー降ります、降ろしてくださーい!!」
▲「上り以上に恐怖なのが下り。お、お、お、落ちる~!!! ガガガガって音が怖いんですけどっ!!」。本当に怖かったが、オフロード走行の刺激的な楽しさに目覚めたペリーだった ▲「上り以上に恐怖なのが下り。お、お、お、落ちる~!!! ガガガガって音が怖いんですけどっ!!」。本当に怖かったが、オフロード走行の刺激的な楽しさに目覚めたペリーだった
text&photoペリー