今ではお馴染みのアイドリングストップ。1981年に先駆けて搭載した意外な小型車とは?
カテゴリー: クルマ
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2015/08/28
世界で初めてアイドリングストップシステムを搭載したのはクラウン
21世紀は低燃費バトルの時代。そう言っても過言ではないくらい、0.1km/Lでも燃費を良くしようと各社が日々最新技術の粋を集め、激しい競争を繰り広げています。JC08モードで30.0km/Lを超える車が珍しくないなんて、20世紀では考えられなかったこと。ただただ驚くばかりです。
ところで低燃費に貢献する技術と言われて、どんなものが思い浮かびますか?
●エンジンとモーターを併用する「ハイブリッド」
●転がり抵抗を減らす「エコタイヤ」
●動力伝達効率のいい「CVT」
などがまず思い浮かびそうですね。停車時の「アイドリングストップ機構」もメジャーな技術。「自分の車にもアイドリングストップが付いている」という人も多いでしょう。
アイドリングストップ機構が世界で初めて一般の量産車に搭載されたのは1971年。搭載車はトヨタ クラウン(4代目)でした。この頃はまだマニュアル車にしか搭載できない装備で、ギアがニュートラルで停車するとエンジンストップ。クラッチを踏むと再始動するもの。ただ実用的とはあまり言えないものだったようです。その後トヨタはトヨタのエントリーモデルであるスターレットに1981年のマイナーチェンジで一部グレード(DX-A)にアイドリングストップ機構(名称はエコランシステム)を採用しました。
1997年に登場した世界初の量産ハイブリッドカーである初代プリウス。停車中はエンジンを停止させ、スタート時はモーターのみで動き出しました。経験したことのない静けさに多くの人が驚いたのは記憶に新しいところ。実は、この車にMT車以外の普通乗用車で初となる自動アイドリングストップ機構が搭載されました。
ハイブリッドカー以外のAT / CVT車で自動アイドリングストップが初搭載されたのは2003年。初代トヨタ ヴィッツ 1.3Uインテリジェントパッケージでした。そして軽自動車にアイドリングストップが採用されたのは2010年。ワゴンRの一部改良で搭載グレードが設定されました。
現在のアイドリングストップシステムは、減速時になるべく早くエンジン停止状態へと持っていき少しでも燃料消費を抑えると同時に、再始動時も違和感がなくなるよう進化しています。