コストパフォーマンスを考える賢い選択

MAX300万円台後半、という予算の車がランクイン。これは国産ミドルクラスセダンを新車で買う予算です。新車には新車の良さがあるのは事実ですが、中古車で満喫できるコストパフォーマンスの高さも見過ごせません。かつては高嶺の花だった車も、同じ予算で狙えてしまうんですから。上司たるもの、部下たちから羨望の眼差しを集めてナンボです。気になる車は中古車カタログや物件をチェックしてみてください。

第5位はポルシェ911(旧型)。モンブランの万年筆、ゼロハリバートンのアタッシュケースなどのように、古くなっても満足度の高い車です。ちゃんとポルシェ911のカタチをしていますし、走りだって現役バリバリです。そんな996型も前期ものなら200万円台、後期型でも300万円台。国産ミドルクラスセダンの新車時価格より安いんですから、コストパフォーマンスの高さは抜群です。自分の魅力を惹きたてるアイテムとして、911は大活躍してくれるでしょう。

第4位はランドローバーレンジローバー(現行)。ゴールデンレトリーバーのような大型犬を飼っていて、子供の学校への送り迎えをレンジローバーでしていたら、間違いなく勝ち組です。仕事も家族サービスも、一生懸命な雰囲気が醸し出されます。キャンプやテニスといったアウトドアでも活躍しますし、都心のシャレた場所でも高級感たっぷりの走りを満喫できます。そんな正統派上司に、憧れの眼差しが集まってくることでしょう。モテすぎて困るかも?

第3位はトヨタエスティマハイブリッド(現行)。見かけはフツーのミニバンです。でもこのミニバン、タダものではありません。ハイブリッドだからエコというわけではなく、本当に"使える"車なんです。なんせ電源を確保していて、電子レンジだって使うことができるんです。アウトドアで電子レンジって邪道な感じもしますが、思いのほか便利です。見かけにとらわれることなく真の利便性を追求している感じで、デキる上司像になることでしょう。

第2位はジャガーXJ(旧型)。ホント、見かけで選びました。歴代XJのデザインを引き継ぎながら、確実に格段に進化を遂げたモデルです。それまでドイツ勢のライバルと比べると走りで見劣りする部分が多分にあったものの、旧型から同じ土俵に上がれた雰囲気です。XJの凄いところは中古車で不人気なくせに、周囲のウケが大変よろしいんです(笑)。車が放つオーラが、そのままオーナーに反映されます。ちょっと紳士風な上司に映ること、約束できるかも。

第1位はレクサスGSハイブリッド(現行)。ハイブリッドの新たな時代を感じさせてくれる走りが、オススメです。ハイブリッド=エコと考えると、その走りにあまり期待しない人が多いかもしれませんが、電気モーターはガソリンエンジン以上にトルクフルで、加速がダイレクト。その力強さが味わえます。レクサス投入最初期とあって、内外装のこだわりも徹底。またおとなしいなかにも最新技術満載です。そんな車を選ぶ上司って、見る目が肥えていそうです。

Report / 古賀 貴司