「シーマ現象」を起こした日産シーマの生産が終了に【トレンドワードで中古車探し】
カテゴリー: クルマ
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2010/05/28
日本の自動車文化の高まり「シーマ現象」
中古車のなかでも、今なお高い人気を誇るトヨタセルシオ。そのセルシオと、国産フラッグシップセダンの中で双璧を成す存在だった日産シーマの生産中止が発表されました。1988年に発売された初代シーマは「シーマ現象」と呼ばれるブームを巻き起こしたほどの車でした。
シーマ現象によって国産3ナンバーサイズのセダンが売れに売れ、トヨタが急遽クラウンにV8モデルを追加したのは車好きの中では有名な話です。シーマ現象によって日本の自動車文化が高まり、その後、様々な車たちがバブル経済期にデビューを飾りました。
豪華絢爛のバブル経済期の車たち
シーマ現象に端を発したバブル経済期の自動車文化の高まりは、今では考えられないほど大量の新型車がデビューを飾っています。アルミ製モノコックを採用した、国産唯一のスーパーカーとも言えるホンダNSX。冒頭でご紹介したセルシオもまた、初代モデルは1989年デビューとバブル経済真っ只中。開発費に多額の資金が投じられているのも、この頃の車の特徴です。
他には、コンパクトサイズのクーペながらガルウイングを採用したトヨタセラ、名匠ジウジアーロの手によりデザインが手がけられたアルシオーネSVXなど、車種を挙げ始めるとキリがないほど、数多くの車たちがデビューを飾っています。
新車販売台数も落ち込み、若者の車離れが叫ばれる今、シーマ現象のような社会的な自動車ブームが起こる可能性は少ないかもしれません。ですが、シーマ現象のようなブームが起これば、もしかすると日本のみならず世界の自動車文化に“再”盛期が訪れるのかもしれません。バブル経済期のシーマ現象を体験したアナタも、体験していないアナタも。下のバナーをクリックして、懐かしのあの時代にタイムスリップしてみてはいかがでしょうか?