首都高に誕生する新路線が東京~横浜の移動をもっと便利に

首都高速 横浜環状北線|日刊カーセンサー
生麦ジャンクション入口|日刊カーセンサー

首都高速道路は4月16日(木)、現在建設中の横浜環状北線の延長工事の概要と進捗状況を発表しました。横浜環状北線とは横浜市の主要スポットを結ぶ横浜環状道路の北側区間のことを指し、今回の工事で都筑区川向町の第三京浜港北ジャンクションから鶴見区生麦2丁目までの首都高横羽線生麦ジャンクションまでの8.2kmが延長されることになります。

この路線が延長されることにより、横羽線、湾岸線が第三京浜道路とつながり、新横浜から羽田空港や東京湾アクアライン、金沢方面への行き来が便利になります。例えば、新横浜~羽田空港間は現在、三ッ沢線を利用して約40分かかりますが、横浜環状北線を利用すると約30分で到着することが可能になります。

また、環状北線および出入り口周辺等の街路整備により、幹線道路の渋滞が緩和され、生活道路へと入り込んでいる通過交通や迂回交通が減少することで、住宅地の安全性が向上することが予想されます。

今回、この発表にあわせ生麦ジャンクション部の建設に伴い、4月1日から閉鎖していた生麦ジャンクション入口の移設工事が完了し、公開されました。 新しくなった生麦ジャンクション入口は従来とは異なり、産業道路から左折で入ることになります。そのためETC専用レーンの幅を従来よりも広い3775mmのスペースをとることで、レーン内への入りやすさを考慮しています。また、レーン通過後の区画線にはリブと呼ばれる凹凸を付けることで、夜間や雨天時においての区画線の視認性を高めています。

横浜環状北線の開通は2016年の予定です。開通後は都内~横浜を中心とした神奈川のドライブスポット間の移動がますます便利&快適になり、さらに休日のカーライフが充実しそうです。

首都高速道路株式会社 横浜環状北線
http://www.yokokan-kita.com/

Text/カーセンサー編集部