スチャダラパーBoseがお洒落キャンプにハマるベージュのカスタムカーを発見!
2017/05/11
ベージュ指名買いの人が押し寄せる、お洒落な中古車ショップ!
1990年のデビュー以来、日本のヒップホップシーン最前線でフレッシュな名曲を作り続けているスチャダラパー。中古車マニアでもあるMC、Boseが『カーセンサーnet』を見て触手が動いたDEEPでUNDERGROUNDな中古車を実際にお店まで見に行きます!
Bose:Bosensorではちょっと古めで楽しげな車を扱っているお店に行くことが多いけれど、今回のお店は趣向を変えてみよう。
編集部:おっ、なんかおもしろそうですね。どんな感じにするんですか?
Bose:友達とカーセンサーを見ていたら偶然絶妙な色のカスタムカーを見つけちゃってさ。他のラインナップはどんなだろうとお店の在庫をチェックしたら、同じ色の車がずらっと並んでるの。これはおもしろい打ち出し方をしているなと思ってね。それでお店に行ってみたくなったってわけ。
編集部:気になる車からお店の在庫をたどるなんて、Boseさん、プロですねえ(笑)。
Bose:中古車って本当にいろいろな種類があるでしょう。気になる車がたまたまお店に入ってきたケースもあるし、そっち路線で攻めているお店もある。在庫車一覧を見ると、お店のカラーが見えてくるからね。このやり方はおもしろい中古車を探している人にオススメ。在庫車一覧をチェックするのはぜひ真似してほしいな。
オートモーティブジャパン 米倉さん:Boseさん、いらっしゃいませ。今日はうちの車を取材してもらいありがとうございます。
Bose:実はちょっと前に友達と「最近、初代や2代目あたりのホンダCR-Vがいい感じだね」って話になってカーセンサーをチェックしてたんですよ。そうしたらこちらにあったベージュのCR-Vが飛び込んできて、なんだこれ!? って。すぐお店のページに飛んだらベージュにオールペンした車がいっぱいあるじゃないですか。この店の打ち出し方、かなりいいぞと思って。
米倉さん:ありがとうございます。あのCR-Vはつい先日納車になってしまったんですよ。今日は同じ色のハイエースバンを並べています。
Bose:このハイエースもすごくいいですね。ハイエースのカスタムってパールホワイトや黒が圧倒的に多いでしょう。あの世界はアリだと思うけれど、ちょっとペタッとした雰囲気に見えちゃって僕の感覚とは少し違う気がしていたんですよ。もっとアウトドアに似合う雰囲気のカスタムとかってないかなと思っていたんだけど、このハイエースはそっち方向ですね。フォルクスワーゲンのヴァナゴンっぽい雰囲気がある。
米倉さん:車高を1.5インチアップしてタイヤをマッドなものにしてありますからね。
Bose:インテリアはノーマルのハイエースバンからいじっていないけれど、僕なら後ろのスペースにタイヤハウスと同じ高さでベッドを作っちゃおうかなとか、いろいろ想像が膨らむもんね。このサイズなら、僕の奥さんと子供は広々と寝られそうだし。
米倉さん:今、Boseさんがいろいろ想像できるとおっしゃいましたが、僕らもまさにそれを考えているんです。カスタムはお客さんのご要望にお応えする形でどんな車種でも手がけることができますが、一方で「なんでもできるよ」と言われてもお客さんはなかなかイメージできないですよね。まして車は大きいしそれなりに費用もかかるから、失敗するのも怖い。だったらお客さんがイメージしやすいように僕らの世界観を表現するコンプリートカーを並べようと。
Bose:車自体が商品であると同時にサンプルにもなっているんだね。
米倉さん:実車や写真で見ることができるから、例えば欲しい車種が先に成約してしまっても「別の車でもいいかな」「どうしてもこのモデルで乗りたい」とお客さんに決めていただくことができます。
お洒落キャンプには最新SUVだと似合わない?
Bose:お客さんはどんな感じの人が多いですか?
米倉さん:年齢層は幅広いですよ。それこそ下は20代から上は60代までお客さんは来てくれます。ただ、年齢によって選ぶ車種は変わってくるかもしれません。若い子だと先ほど話が出たCR-Vやエクストレイル、ご年配の方だと先代ジムニーとか。
Bose:扱う車種はSUVが中心ですか?
米倉さん:僕自身が好きなこともあり、台数は多くなりますね。でもスポーツカーや輸入車も手がけています。僕らのカスタムに合う雰囲気のモデルを常に探している感じです。
Bose:やっぱり探しているのはちょっと古めで、今の時代にいい雰囲気を出している車が中心なんですか?
米倉さん:そう決めているわけではないですが、自然とそのあたりが多くなりますね。理由のひとつは最新モデルだと僕らが手がけなくてもカスタムをやっているお店がたくさんあること。有名ショップと対等に渡り合うのは難しいですから。僕らがこの色を選んだのも、もちろんカッコいいからというのが一番の理由ですが、白や黒をメインに打ち出しても競合するお店がたくさんあるというのもあります。あと、古めの車を手がけているのはカスタムしても購入予算を抑えられるというのがあります。こういう車をカッコいいと思ってくれる若い子たちに乗ってほしいというのがありまして。
Bose:話を聞いていると、中古車屋さんというよりも洋服屋さんみたいな感覚を感じるな。あっちがこういう路線だからうちはここでセンスを出そうって。そしてこだわりがあるからセンスに統一感があるの。今、ベージュの車ってかなりキテるんじゃないですか?
米倉さん:それは感じますね。実はうちではベージュ以外も何色かやっているんですが、ベージュが欲しいから出来上がるのを待つというお客さんが多いんですよ。
Bose:今、こういう車を欲している子はすごく多いと思うよ。お洒落なキャンプを楽しむ子たちが増えているけれど、コットンテントやウッディでビンテージな道具を揃えたとしても車が今どきのSUVやミニバンだとキャンプサイトがチグハグで全然お洒落じゃないんだよね。こういう車ならキャンプサイトに映えるもの。
Bose:このハイエースなんか、まさにそういう雰囲気。お洒落な道具をたくさん積んで出かけたくなる。キャンピングカーにも憧れるけれど、日本のものはお洒落とはちょっと違う感じもするしね。それにしてもこのハイエースの塗装、すごくきれいですよね。裏側や目の届かないところまでキレイに仕上げてある。この色はオリジナルなんですか?
米倉さん:ありがとうございます。この店は3年前にスタートしたのですが、それより前からずっと板金塗装業をやっているんです。そちらの方は販売店やカスタムショップがお客さんで、とくにうちは塗装には絶対の自信を持っています。だから塗装を褒めてもらえるのはすごく嬉しいな。
え? お店のイメージカラーはキューブの色??
米倉さん:ちなみにこの色はオリジナルで開発したものではなく既存車種のものを使っています。みなさんよく知っている車なんですが、なんだと思いますか?
Bose:なんだろう。全然想像がつかないです。
米倉さん:これは現行型日産 キューブに設定されていたクラフトダンボールメタリックという色なんです。
Bose:そういえば、キューブにベージュってあったねえ。車種が変わると全然雰囲気が違って見えるんだ。そしてモールは黒く塗装してあるんだね。
米倉さん:今はマットな感じが流行していますが、うちでは半ツヤを使っています。
Bose:やっぱ色って大事だよね。うちの奥さんなんか、「あのピンクの車、可愛い!」って言うから見てみたらタクシーだったり。車が何かは関係ないの。色が重要。
編集部:ところで、オールペンというと前は抵抗感を持つ人も多かったですが今はそんなことないんですか?
Bose:え? なんで嫌がるの?
編集部:オリジナルじゃないから価値が落ちるとか、剥げてきたら下地が出てくるんじゃないかとか、いろいろ気にしていましたね。
米倉さん:あとはオールペンをしなきゃいけないということは何か隠しているんじゃないかって訝しがる人も多かったですね。でも今はそういう雰囲気は感じませんよ。少なくともうちの店に来てくれるお客さんはオールペンを嫌がってはいません。
Bose:むしろ純正と違うから目立っていいという発想だと思う。塗装工場は今でもやっているんですか?
米倉さん:はい。ここから車でちょっと行ったところにあります。せっかくだからご覧になりますか?
Bose:見たい! 人気カスタムショップの裏側、塗装の現場に潜入。いい雰囲気になってきたじゃん。
※次回はカスタムカーの製作、塗装を行っている現場にお邪魔した模様をお届けします。お楽しみに!
スチャダラパーと“日本”をキーワードにモノ・コト・ヒトをキュレーションしている「ビームス ジャパン」の1周年を記念した、コラボレーションアイテムが登場。遊び心あふれるTシャツ、ロンT、キャップなどといったアパレルグッズに加え、なんと1994年に発売されたアルバム「ポテン・ヒッツ~シングル・コレクション」のジャケットに使用されたezモックのベアブリックも発売! お見逃しなく!
取り扱い店舗:ビームス ジャパン 2F、ビームス オンラインショップ
発売日:2017年4月28日(金)11 : 00~
※ビームス公式オンラインショップでも同時刻で販売をスタートします。
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