まるでSF!? ドライバーと対話できるドリーム・カーが現実に!
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2012/10/09
話す車。SF小説に登場するような、そんな夢のような車をトヨタが開発している。車の名前は「Smart INSECT」。ユーザーとの対話型サービスのコンセプトモデルであり、10 月2 日~6 日の間に幕張メッセで開催された「CEATEC JAPAN 2012」で展示された。
「Smart INSECT」は小型電気自動車(EV)「コムス」をベースにしており、クラウドなどのIT技術を活用している。音声認識や行動予測による目的地設定など様々な機能を搭載。カーライフをより便利で快適にするため、ユーザーとコミュニケーションがとれるように設計されている。
「Smart INSECT」は、車両前方にあるモーションセンサーによりユーザーの顔写真と照らし合わせ個人認証を行う。さらに、ユーザーの動きを察知しドアを開閉し、インパネのモニターでHELLO などと挨拶したり音声で応答したりする。
クラウド上で展開する家や車などのエネルギーを管理するシステム「トヨタスマートセンター」を利用しているのも特徴だ。「トヨタスマートセンター」上のバーチャルエージェントがユーザーと対話し、目的地を設定したり、車の各種機能を操作してくれるのだ。それだけでなく、バーチャルエージェントを通して、スマートフォンのナビやアプリを操作したり、自宅の施錠やエアコンの状態を車内で確認することも可能だ。
「Smart INSECT」の実用化は未定。しかし、搭載されている技術の一部は市販車へ1~2年以内に導入することができるという。