今、エコカーといえば、「ハイブリッド」と答える方が多いのでは?

実際に、日本自動車販売協会連合会による新車販売台数ランキングのトップ10台中4台は、トヨタ プリウス、トヨタ アクアなどのハイブリッドカーがランクインするなど、その人気の高さが伺えます。

環境への関心が高まる中、エコカーへ関心をもつ方も多くいるでしょう。ただし、エコカーはハイブリッドだけではありません。今回注目したいのは、クリーンディーゼル車。

ディーゼル車と聞くと、黒煙と騒音など環境に悪いイメージが大きいかもしれませんが、現在は新しい燃料噴射システムにより従来のデメリットが改善され、ガソリン車よりも燃費がよくCO2排出量も少ない立派なエコカーなのです。

クリーンディーゼル車は安価な軽油を燃料とするため、走行コストを節約できるほか、自動車取得税や重量税での免税、クリーンディーゼル自動車導入費補助金など、様々な優遇を受けることができます。そして最大メリットは、トルクフルで力強い走りが楽しめるという点。走りを犠牲にせず、燃費もいい車なんて、かなり魅力的じゃないですか?

そんなクリーンディーゼル車。日本でもすでに6車種が販売されているのをご存じですか?CMでもおなじみの、マツダ CX-5 SKYACTIV-Dのほか、三菱 パジェロ、日産 エクストレイル20GT、ベンツ E350 BlueTEC AVANGARDE(セダン/ステーションワゴン)、ベンツ ML350 BlueTEC 4MATIC、BMW X5 xDrive35d BluePeformanceがすでに市場へ投入されています。

ハイブリッドに比較し認知度と人気もまだまだこれからのクリーンディーゼルですが、今後“走りを楽しめるエコカー”として、さらに各社から登場するのではないでしょうか。

ハイブリッドカーも発売当初から進化をとげ、コンパクト化や軽量化、さらには走行性を高めたスポーツハイブリッドも登場しつつありますが、一方でクリーンディーゼルのさらなる市場拡大と進化にも注目したいですね。




Text/カーセンサー編集部

マツダ CX-5 SKYACTIV-D

マツダ CX-5 SKYACTIV-D