【2022-2023日本カー・オブ・ザ・イヤー】10ベストカー試乗会レポート|中古車で買えるあのモデルも
カテゴリー: レース&イベント
タグ: トヨタ / 日産 / ホンダ / マツダ / スズキ / 三菱 / BMW / ランドローバー / ルノー / ヒョンデ / シビック / フェアレディZ / シビックタイプR / エクストレイル / クラウン / レンジローバー / アルト / iX / アルカナ / サクラ / eKクロスEV / CX-60 / アイオニック5 / 日本カー・オブ・ザ・イヤー / 松本英雄
2022/12/02
「2022-2023日本カー・オブ・ザ・イヤー」を決める10ベストカー試乗会
2022年11月24日、袖ヶ浦フォレストレースウェイで「2022-2023日本カー・オブ・ザ・イヤー」を決める10ベストカー試乗会が開催されました。
60名の選考委員が48モデルのノミネート車の中から、最終選考会に進む10モデルを選出。今年度は第10位のモデルの指名数が同数だったため、11モデルが「10ベストカー」に選出されています。
選考委員はこの11モデルに試乗し、持ち点である25点を最も評価する車に10点、残り15点を4台に投票する仕組みです。
今年の「10ベストカー」は、下記の11モデルです。
・スズキ アルト
・トヨタ クラウン
・日産 エクストレイル
・日産 サクラ/三菱 eKクロス EV
・日産 フェアレディZ
・ホンダ シビック(e:HEV)/シビックタイプR
・マツダ CX-60(e-SKYACTIV D)
・BMW iX
・ヒョンデ アイオニック5
・ランドローバー レンジローバー
・ルノー アルカナ
当然、選考委員の皆さんはすでにこの11モデルには試乗済み。ですが、「最後に票を入れるモデルを決めるため」改めてサーキットでの試乗を行うのです。
当日は快晴、絶好の試乗会日和!
選考委員の皆さんは朝からバンバン、サーキットに出ていきます。
今回「10ベストカー」にノミネートされたモデルの中には、すでに中古車として流通しているモデルもあります。
そこで今回「すぐに買える10ベストカー」の中から3モデルを、カーセンサーでもお馴染みで選考委員でもある松本英雄さんに試乗いただき、インプレッションをもらいました。
すぐ買える10ベストカー① スズキ アルト
アルトは運転のしやすさや室内の利便性など、もともと使い勝手という点にこだわりを持って作られてきたモデルだ。7代目となる新型ではさらにマイルドハイブリッドや先進安全装備などが採用されている。
コストをかければ良い製品を作ることができるが、大衆車でそれを実現してるのがすごい。
オススメするのは、やはりハイブリッド。燃費に加えて静粛性も高く、車に興味がない人にも「アルトを選んでおけば間違いない」と推せるモデルである。
ハイブリッドの最も安いグレードで新車価格は110万円。コストパフォーマンスはかなり高いと言えよう。
▼検索条件
スズキ アルト(現行型) × 全国すぐ買える10ベストカー② 日産 エクストレイル
新型エクストレイルは搭載されているエンジンが素晴らしい。圧縮比を自在に変化させることができ、加速時に回転数が上昇しても高い静粛性が保たれる。
ハイブリッドのシステムは、エンジンで発電してモーターで走行するシリーズハイブリッドとなっており、電動車特有の加速感を味わうことができる。電動車未体験だという人は、ぜひ一度味わっていただきたい乗り心地である。
3列シート車がラインナップされていることからファミリーユースも想定されるが、見切りが良く最小回転半径も5.4mと小さいため、運転頻度の少ない人がハンドル握っても安心して操作できるだろう。
加えて評価したいのが、コストのかかっているインテリアである。高級感がありつつ華美ではない品の良さは、国産SUVでもトップクラスと言っていいしつらえとなっている。
▼検索条件
日産 エクストレイル(現行型) × 全国すぐ買える10ベストカー③ ホンダ シビック(現行型・e:HEV)
「10ベストカー」には、タイプRもラインナップされているが、そのスポーツモデルが必要ないとも思わせるほどスポーティで完成度が高いのが「e:HEV」だ。
今日、改めてサーキット走行を行ったが、中間加速が素晴らしくエンジンフィールは申し分ない。スポーツモードで加速した際のサウンドも良い。
走行性能はスポーティそのものであるが、インテリアは水平基調で余分なものを廃し、おっとりとした印象さえ受ける。走りをスポーティに振れば、意匠もそちらに寄ってしまいがちだが、清潔感のあるシンプルな装いは好感が持てる。
良い意味で世代を選ばない車と言えるだろう。