中国・広州モーターショー2019で見つけた日系ブランドの展示車をピックアップ
カテゴリー: レース&イベント
タグ: イベントレポート / モーターショー / 自動車関連のイベント
2019/12/14
▲ともかくスケールの大きいモータショーという印象が強い、広州モーターショー。2019年11月21日から28日まで、中国は広州の国際会議展覧センターで開催された新能源車が目立つ
2019年11月下旬に中国、広州国際会議展覧センターで開催された、広州モーターショー2019。
米中貿易摩擦で、中国経済がダメージを受けているとの報道が頻繁にあるが、新車販売統計を見ても、影響がけっしてないとは言えない状況となっている。
中国汽車工業協会によると、2019年10月の中国国内の新車販売台数は、228.4万台となり、前年同月比マイナス4%となった。2019年1月から10月までの累計販売台数も前年同期比でマイナス9.7%となり、販売苦戦の状況が浮き彫りになっている。
新能源車(NEV、ニュー・エナジー・ビークル。いわゆるHEV、PHEV、FCEV)の状況も同様で、販売台数は7.5万台と、前年同期比46.5%減という実績になっている。
ただ、広州市内を見ても街中を走る電気自動車の多くはライドシェアを行っているという、日本よりちょっと進んだ状況でそこそこ走っている姿は目に飛び込んだ。
ただ、逆をいえば、補助金だけで一般消費者を新能源車に引き込むのは難しいところもあるということでもある。
今回は、日系ブランドがどんな展示車を披露していたかをお伝えする。
▲一汽豊田で生産するRAV4の兄弟車が、写真の広汽豊田 ワイルドライダーだ。現地の人々の好みをより意識したエクステリアが与えられている。TNGAプラットフォームが採用され、2L NAと2.5Lハイブリッドをラインナップ
▲広汽豊田 iA5は、電気自動車のセダン。広汽新能源のAion Sというモデルの兄弟車にあたる。全長4792mのミドルサイズで、最大航続距離は510kmを実現。エンブレムはトヨタのものではなく広州汽車のものだった
▲日本では、今回のショーの目玉のように紹介されていたが、会場の注目はそれほどでもなかった、レクサス UX300e。コンパクトクロスオーバーのUXをベースとした電気自動車だ。ガソリン車と見た目に大きな違いがないことも原因かも
▲中国専売のCセグメントセダンが、日産 ラニアだ。この度改良が施されてショーにてお披露目された模様。エクステリアは細部の意匠変更にとどまっているが、内装は質感の向上が図られ、ビルドクオリティもなかなかのものだった
▲日本においては、日産顔が与えられ、スカイライン化されてしまったが、ここ中国ではインフィニティブランドのミドルサイズセダンとして活躍している、インフィニティ Q50L。写真は、ブランドスタート30年を記念した、30周年特別限定車
▲東風本田のインスパイアは、広汽本田で生産されるアコードの兄弟車。ここに掲載されている写真を見てもらえればおわかりかと思うが、漢字の車名がついていないことが特徴に掲げられる。全長4910mmとかなり大柄だ
▲上のインスパイアと似たイメージのこの車は、東風本田エンビックス。どこかシビックにも似た印象だが、全長はシビックとインスパイアの中間くらいの4756mmとなる。エンジンは1LターボでCVTが組み合わされる
▲新型マツダ 3がデビューしたのだが、ボディタイプはセダンのみ。しかも車名にはマツダ3アクセラと称されていた。先代も併売されているので差別化が図られたようだ。ファストバックは市場で受け入れられないのか?
▲中国専売モデルとなる、SUVクーペが、マツダ CX-4だ。実はCX-5よりも全長は長く、伸びやかなスタイリングは、マイナーチェンジで質感を向上。正直、ちょっと欲しいなと思った
▲広汽三菱による、コンパクトEV。全長4531×全幅1825×全高1640mmと、日本でも使いやすいサイズ感をもったモデルだ。最高時速は150km/hで、航続距離は530kmとなっている。スリーダイヤではなく、広州汽車マークが備えられる【関連リンク】
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