マルチスズキのコンセプトフューチャーSやホンダ WR-Vなどなど、輸入車が少なく存在感が際立った日本車を紹介【デリーモーターショー2018】
2018/02/17
▲発展途上中の国ではありがちなことなのだが、都市部のニューデリー近郊はかなり空気が汚れているという印象だった。薄ぼんやりしているがこの日は晴天なのだ
マルチスズキの独壇場となったデリーモーターショー
インド最大級の自動車ショーといわれているデリーモーターショー2018(正式名称は、インドオートエキスポ)。2月8日から11日にかけて、ニューデリーのプラガティマイダンで行われた。フォルクスワーゲンやGM、フォード、FCAなどの出展取りやめも目立ち、スズキのインド法人であるマルチスズキ、トヨタ、ホンダの存在感が際立っていた。
▲今回プレスカンファレンス一発目でワールドプレミアされたモデルが、このコンセプトフューチャーS。マルチスズキが手がけたコンセプトカーで、オレンジのボディカラーはインパクト大であった。インテリアについてもボディカラー同様、オレンジがアクセントに使われていた
▲車名こそ異なるものの、わかりやすくいえばスイフトの4ドアセダンにあたるモデルが、マルチスズキ ディザイアだ。インド特有の規格である全長4m以下に抑えられてはいるものの、全幅は世界基準のスイフト同様1735mmとなっており、ボリューム感を感じるデザインでかっこよかった
▲スズキのAセグメントハッチバックをベースに、クロスオーバーSUV風に仕立てられたモデルのセレリオX。搭載される1Lの3気筒エンジンには、5MTとアルトワークスなどでおなじみの5速AGSが組み合わされる。あくまでもボディワークがSUV風なだけで、駆動方式はFFのみとなっている
▲2017年秋に開催された東京モーターショーで初披露されたSUVコンセプトが、インドでもデビューを果たした。四輪インホイールモーターを採用したピュアEVということもあり、前述のニューデリーの空模様を考えると、最適なモデルといえる。次期ジムニーを示唆するモデルともいわれている
▲ヤリスといえば、トヨタ ヴィッツの海外名となるが、東南アジアや中国では、まったく異なるモデルがヤリスを名乗っている。しかも展示車はセダンタイプ。ヤリスのセダンタイプは中国市場にしか存在せず、ASEAN諸国ではヴィオスと名乗っている。顔つきもびみょうに違うようだ
▲今回のショーでアンベールされた、トヨタ アルファード。いよいよインドでも発売かと思ったのだがそうでもない様子。近い将来、インド市場への投入を予定しているとのことで、インドの消費者の反応を見るために展示したようだ。食い入るようにインドの人たちが群がっていた
▲トヨタが新興国向け専用車として開発した、セダンのエティオス。今回のショーでは、その特別限定車が披露された。インドでは超高級車となるカローラアルティスに採用されるボディカラーや、タッチスクリーンディスプレイなどを含むインフォテインメントシステムも採用される
▲インドはもちろんのこと、インドネシアなど東南アジア各地で人気モデルとなっているのが、トヨタ フォーチュナー。展示されていたのは、X4という4WDモデル。2.8Lディーゼルと2.7Lガソリンエンジンが用意され、前者には5速MTと6速ATが、後者には6MTとiMTが組み合わされる
▲インド独自規格である、全長4m以下の4ドアセダンとして人気を博したホンダ アメイズが、2代目へとフルモデルチェンジを果たした。コンパクトな車体サイズでありながら、ゆとりある広々とした室内空間とトランクスペースを追求している。そして空力にも配慮したボディデザインとなっている
▲ホンダが東南アジアで大ヒットさせた、BR-Vの弟分にあたるモデルがWR-Vだ。ベース車両は、フィットとのことだが、なかなかスタイリッシュ。日本導入の可能性について聞いたが、衝突要件などがクリアできていないので、販売できないとのこと。新興国向けモデルといえる
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