首都高速は10月17日、3号渋谷線と中央環状(新宿/品川)線を結ぶ大橋ジャンクションの換気所屋上にある「おおはし里の杜」の水田にて、地元の小学生35人を招き稲刈りを実施した。

首都高速は2011年の夏より、自然とふれあい地域文化や自然環境の保全について目を向けるきっかけになってほしいと、大橋ジャンクションの換気所屋上に100平米の水田を用意し、地元の小学生向けに田植えから脱穀までの稲作体験を実施している。

今年も、5月31日に目黒区立菅刈小学校5年生32名が田植えに参加。その苗が無事に成長し、実った稲の収穫の日を迎えた。

田植えの際は泥の中に入るのを躊躇した子供たちだったが、今回は2度目ということもあって、すんなりと水田に入り、スタッフや先生たちのサポートのもと順調に作業を進めていった。

刈り取った稲を持ち上げて見せ合ったりと収穫の時間を楽しんだ子供たちは、「思っていたよりも、楽しかった」、「きっと今まで食べたお米の中でいちばんおいしいお米ができたと思う」などと口々に感想を語った。

首都高速の菅原社長は、冒頭「先日の台風にも負けなかった強い稲です。皆さんも、この稲いのように強く育っててください」と挨拶。田植え時と同様に子供たちと一緒に稲刈りを行い、「毎年、この時期が楽しみになっている。収穫祭で子供たちがつくるおにぎりが本当に楽しみ」と感想を語った。

今回刈り取られた稲は1週間の天日干しを経て脱穀を行い、後日、子供たち主催の収穫祭でおにぎりとしてふるまわれる。収穫祭が待ち遠しくてたまらないといった様子の子供たちの笑顔が印象的だった。

地上から約30mの場所に、昭和初期の目黒川周辺の原風景をモデルにした斜面林や草地、小川のせせらぎなどが再現されている

地上から約30mの場所に、昭和初期の目黒川周辺の原風景をモデルにした斜面林や草地、小川のせせらぎなどが再現されている

稲刈りには首都高速の菅原社長も参加。子供たちと一緒に苗の成長を喜び合い、秋の収穫の時間を楽しんでいた

稲刈りには首都高速の菅原社長も参加。子供たちと一緒に苗の成長を喜び合い、秋の収穫の時間を楽しんでいた

子供たちは「無事に育って、うれしかった」「思ったよりもうまく刈ることができた」「早くおにぎりを食べてみたい」と大はしゃぎ

子供たちは「無事に育って、うれしかった」「思ったよりもうまく刈ることができた」「早くおにぎりを食べてみたい」と大はしゃぎ