とうとう東京モーターショーも残り1週間をきりましたね。展示会場のほうは一通り見たという方も多いかと思いますが、こちらはもう体験されましたか?
4×4アドベンチャー体験試乗会。
本会場の幕張メッセに隣接する幕張海浜公園内特設会場にて行われている、四輪駆動車での本格的なオフロード走行を体感できる体験試乗会です。
参加費は無料。ただし南休憩ゾーン西側の試乗券配布所にて、先着順の試乗券を受け取らなければなりません。時間は東京モータショーの開催期間中毎日11時から16時まで。
※日没及び荒天時は変更の可能性があります。

4×4アドベンチャー体験試乗会では、プロのオフロード・ドライバーが運転するSUVの助手席に同乗してコースをまわります。
コースには、丸太を敷き詰めて凹凸を作った「V字モーグル」、斜面を傾斜と直角の方向に走る「キャンバー」、台形のアップダウンと水溜りを走破する「テーブルトップ/ウォーターゾーン」、蛇行運転をする「スラローム」、高さ4mの急斜面を昇り降りする「クライムヒル/ダウンヒル」という合計5つの障害が待ち受けます。

4×4試乗会 コース

まずV字モーグル(写真下、左)。
外から見るとあまり大きな凸凹には見えなかったのに、いざ車に乗って通ってみると体が激しく左右に揺すられ、そのギャップとスリルに思わず声をあげてしまったほど!この時4WDシステムが、空転した前輪の分のトルクを自動的に後輪に伝え、脱出するという仕組みが働いています。SUVならではのサスペンションの伸び縮みなんかも体感することができます。

次のキャンバー走行(写真下、中)では、30度の傾斜を体験。
普通なら横転しそうな角度でもしっかりと安定しています。ドライバーによると例えばグランドチェロキーなら、最大45度の横傾斜までは耐えられるとのこと。恐るべし。

4×4試乗会 V字モーグル4×4試乗会 キャンバー4×4試乗会 クライムヒル

ウォーターゾーンでは、ゆっくりと確実に進んでいきます。実際にオフロードでこのような状況に出くわしたときですが、水の深さや底の地盤の固さが分からないので、やはりスピードは控えた方が安全なんだそうです。

最後のクライム/ダウンヒルでは、登り35度、下り40度の傾斜を体験できます。特に下りの方はほぼまっ逆さまに近い感覚を味わえます。


ちなみに別の日には、クライスラー日本主催によるJeep EXPERIENCEが行われました(下の写真3枚)。
イベントの主旨や概要などは4×4アドベンチャー体験試乗会とほぼ同じなのですが、最大に違う点は自分でハンドルを握れるところ。
ということで、ジープ パトリオットをお借りして体験してみました。
コースは全て最もトルクのある1速ギアで走ります。助手席とは違い自分で運転すると本当に怖い。改めてプロドライバーの腕前に感心してしまいます。
※このイベントは現在は開催されておりません。

Jeep EXPERIENCE ウォーターゾーン Jeep EXPERIENCE ログブリッジJeep EXPERIENCE クロスアクスル

普段生活している中で、荒れた山道や林道、河原などいわゆるオフロードを走行する機会はなかなかありません。ゆえにSUVの「本当の実力」を実感することはなかなか難しいですよね。
ぜひ、このような機会で存分に4WDの魅力を味わってみてはいかがでしょうか。



おまけ
コース脇で3輪走行を披露、まさに曲芸です。あ、もちろんボクじゃなくプロによる実演ですけどね。
Jeep EXPERIENCE 3輪走行
<カーセンサーnet・ヤマグチ>