スズキ Q-concept（キューコンセプト）【東京モーターショー2011】

半径10kmの日常生活圏内で使うために生まれた新モビリティ

未来では「コンパクトシティ」や、ITを駆使してエネルギーを効率化した「スマートシティ」などの構想が現実になる。そんな未来の生活環境に対応する新モビリティ、それがQ-conceptだ。

“日常生活圏内”を半径10km程度と想定し、街中でも小回りが利く全長2.5m、全幅1.3mというコンパクトサイズのタンデム（2人乗り）レイアウトを採用。また狭い場所でも乗り降りしやすいスイングドアや後席の広い開口部、運転席回転シートを採用するなど、乗降性にも配慮されている。

インストルメントパネルにスマートフォンを装着すれば、ナビなどをタッチ操作で設定できる。さらに通信によるルート案内や走行距離などの情報がドライバー前方のヘッドアップディスプレイに表示される。同社のレジーナ同様、車両間でルート情報を共有できるコミュニケーション・ドライブ機能も採用。

このほか、荷物の配送に便利な専用の背面ボックスを備えた“小口配送仕様”や2人乗りチャイルドシートを装備した“ママ仕様”など、さまざまなニーズに合わせた仕様も提案されている。