公開から30年。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のデロリアンが欲しいのだけど……
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2015/06/03
カーセンサーnetにも「デロリアン」は掲載されているけれど……
今年は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の公開から30年の記念イヤー。さらに、『バック・トゥ・ザ・フューチャー2』で、主人公マーティーがタイムスリップした未来の年でもある。いまだに高い人気を誇り、熱狂的なファンも多い映画だが、カーセンサー的に気になるのは、タイムマシンとして使われたDMC-12、通称「デロリアン」だ。
DMCとは自動車メーカーの社名「DELOREAN MOTOR COMPANY(デロリアン・モーター・カンパニー)」の略称。GMの副社長が理想の車を作り上げるために立ち上げた会社で、唯一製造された車がDMC-12だ。
FRP製ボディをステンレスで覆ったエクステリアは、シャープで未来的。デザインはジウジアーロが担当している。ちなみに、映画の中ではタイムマシンを発明したドクが「ステンレスはタイムマシンに適している」と発言している。
エンジンは2.8L V型6気筒。ただし、乗用車用エンジンでパワーは130馬力と控えめで、駆動系にもトラブルが続出した。当社は話題性から予約が殺到したというが、車両価格が高かったこともあり、徐々に販売台数が悪化。発売から2年足らずで、DMCは倒産することとなる。
その間、製造されたデロリアンは8000~9000台程度といわれているが、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のヒットや開発過程のユニークさなどからコレクターズアイテムとなり、その多くが今でも保管されたり、現役で走ったりしている。
とはいえ、実際に購入しようとするとなかなかの金額。2015年6月2日現在、カーセンサーnetには2台のデロリアンが掲載されているが(とういか、正直あることに驚いた)、1台は応談、1台は1580万円と、輸入車メーカーのフラッグシップを新車で購入できるほどの金額だ。
あなたのスマホがデロリアンに変身!
「さすがに1000万円オーバーは手が届かない……」という声が聞こえてきそうなので、ちょっと面白いグッズを紹介しよう。それは、バンダイが限定発売した『CRAZY CASE BACK TO THE FUTURE II DELOREAN TIME MACHINE(クレイジーケース バック・トゥ・ザ・フューチャー II デロリアン タイムマシン)』。その名のとおり、デロリアンを模したiPhone6用スマホケースだ。
マニア心をくすぐるのは、LEDで再現されたタイムスリップの場面。スイッチをONにすると、フロントとリアが青白く光る。ファンならお馴染み、タイムスリップのために宙に浮かび上がったときのシーンだ。ちなみに、着信時にはiPhoneのフラッシュライトを使って、ヘッドライトを発光させることもできる。
リアルなフィギュアであの名シーンを再現したい
リアルを求めるなら、フィギュアでお馴染みのホットトイズジャパンから2016年4月に発売予定のムービー・マスターピースシリーズ『1/6スケールビークル デロリアン・タイムマシン』がオススメ。鈍く輝くボンネットや社名ロゴ、設定どおりに開閉が可能なガルウイング、また、後部に取り付けられた原子炉や配線など、ディテールを余すことなく精巧に再現。ヘッドライトなど、計14カ所にLEDによるライトアップギミックを内蔵している。
内装もさすがのこだわりっぷり。ダッシュボード中央に配置された「目標の時間」「現在の時間」「出発の時間」が記されたタイムサーキット、運転席と助手席の間に設けられたタイムサーキットの電源はもちろん、1955年のドクが用意した目覚まし時計まで準備されている。
ちなみに、現在発売中のフィギュア、ムービー・マスターピースシリーズ『1/6スケールフィギュア マーティ・マクフライ』を乗車させることも可能。ファンならば、自分が好きな名シーンを再現させて悦に入りたいところだ。
でも本当は、いつか本物の「デロリアン」オーナーになってみたいな~。ドリームジャンボ宝くじが当たりますように。