ランドローバーで最も“タフ”なディフェンダー【Car as Art !】
カテゴリー: ランドローバーの試乗レポート
2021/08/26
新しさと懐かしさを両立させる、クラシカルなスタイル
ランドローバー ディフェンダーはオフロード4WD界のレジェンドだ。ディフェンダーは、1948年にその名もランドローバーとして誕生。1990年にはモデル名をディフェンダーに改めたものの、実質的なフルモデルチェンジを行なうことなく、およそ70年間にわたって生産が続けられた。
そんなディフェンダーが初のフルモデルチェンジを受けたのは2019年のこと。このときはロングホイール版のディフェンダー110がまずはお披露目されたが、先ごろショートホイールベース版のディフェンダー90が日本上陸を果たしたので、ここでご紹介することにしよう。
ディフェンダーのデザインは極めてユニークだ。というのも、初代とよく似たシンプルな面構成を基本としながら、細部の処理を現代風にすることで、“懐かしさ”と“新しさ”の両方を表現しているからだ。
ランドローバーのチーフデザイナーだったジェリー・マクガバンは、ディフェンダーのデザインで留意した点について、私にこんなふうに教えてくれたことがある。「シンプルな形状で高いクオリティ感を表現するため、ボディ表面の仕上げには特別、長い時間を費やしました。細かく波打っていた初期型とはまったく質感が異なります」
一方で、シンプルなデザインなのにどこか温かさが伝わってくるのは、イギリスのデザインならでは。とりわけ特徴的なのがフロントマスクで、マクガバンもディフェンダーのフロントマスクを人の顔に例えながら、こんなふうに説明してみせた。「ちょっと強そうで、自信ありげな表情に見えますが、一方でとてもフレンドリーな印象を与える顔つきです。決して凶暴なタイプではありません」
インテリアはさらに独創的だ。シンプルな造形で、いかにもオフロード車らしいたくましさを備えているのに、デザイン的にはとてもモダンで質感も高い。これまでになかったSUVのインテリアデザインだ。
新たに登場したディフェンダー90は、2ドア+テールゲートのシンプルなボディ構成のおかげで、現代の基準で見れば実に簡素だった先代のディフェンダーとよく似た印象を与える。グレードによっては白くペイントされたスチールホイールが選べることも、クラシックな雰囲気を強調している。
ただし、一般道でディフェンダー90に乗ってみると、ロングホイールベース版のディフェンダー110と遜色のない快適性を備えていることに気づく。これは試乗車がエアサスペンションを装備していたこととも深く関係しているはずだが、路面からゴツゴツしたショックを伝えないしなやかな乗り心地をもたらす一方で、高速道路では見事なほどボディをフラットな姿勢に保ってみせた。
オフロード走行にも対応するオールテレインタイヤを装着していながら、高速直進性に不満を抱かなかったことも見事だ。
排気量2Lの4気筒エンジンは、低速域から力強いトルクを生み出してくれるので、もどかしさはまるで感じない。つまり、スタイリングはクラシカルなのに、走る性能は現代の基準に照らし合わせてもトップレベルという、なんとも魅力的な本格SUVがディフェンダー90なのである。
▼検索条件
ランドローバー ディフェンダー 90(現行型) × 全国【試乗車 諸元・スペック表】
●90 HSE 2.0L P300 4WD
型式 | 3BA-LE62XCA | 最小回転半径 | 5.7m |
---|---|---|---|
駆動方式 | 4WD | 全長×全幅×全高 | 4.58m×2.01m×1.97m |
ドア数 | 3 | ホイールベース | 2.59m |
ミッション | 8AT | 前トレッド/後トレッド | 1.7m/1.7m |
AI-SHIFT | - | 室内(全長×全幅×全高) | -m×-m×-m |
4WS | - | 車両重量 | 2065kg |
シート列数 | 2 | 最大積載量 | -kg |
乗車定員 | 5名 | 車両総重量 | -kg |
ミッション位置 | インパネ | 最低地上高 | 0.23m |
マニュアルモード | ◯ | ||
標準色 |
フジ・ホワイト |
||
オプション色 |
サントリーニ・ブラックメタリック、インダス・シルバーメタリック、アイガー・グレイメタリック、パンゲアグリーンメタリック、ゴンドワナストーンメタリック、タスマンブルーメタリック |
||
掲載コメント |
- |
型式 | 3BA-LE62XCA |
---|---|
駆動方式 | 4WD |
ドア数 | 3 |
ミッション | 8AT |
AI-SHIFT | - |
4WS | - |
標準色 | フジ・ホワイト |
オプション色 | サントリーニ・ブラックメタリック、インダス・シルバーメタリック、アイガー・グレイメタリック、パンゲアグリーンメタリック、ゴンドワナストーンメタリック、タスマンブルーメタリック |
シート列数 | 2 |
乗車定員 | 5名 |
ミッション 位置 |
インパネ |
マニュアル モード |
◯ |
最小回転半径 | 5.7m |
全長×全幅× 全高 |
4.58m×2.01m×1.97m |
ホイール ベース |
2.59m |
前トレッド/ 後トレッド |
1.7m/1.7m |
室内(全長×全幅×全高) | -m×-m×-m |
車両重量 | 2065kg |
最大積載量 | -kg |
車両総重量 | -kg |
最低地上高 | 0.23m |
掲載用コメント | - |
エンジン型式 | PT204 | 環境対策エンジン | - |
---|---|---|---|
種類 | 直列4気筒DOHC | 使用燃料 | ハイオク |
過給器 | ターボ | 燃料タンク容量 | 88リットル |
可変気筒装置 | - | 燃費(10.15モード) | -km/L |
総排気量 | 1997cc | 燃費(WLTCモード) | 8.3km/L └市街地:6.6km/L └郊外:8.3km/L └高速:9.3km/L |
燃費基準達成 | - | ||
最高出力 | 300ps | 最大トルク/回転数 n・m(kg・m)/rpm |
400(40.8)/4000 |
エンジン型式 | PT204 |
---|---|
種類 | 直列4気筒DOHC |
過給器 | ターボ |
可変気筒装置 | - |
総排気量 | 1997cc |
最高出力 | 300ps |
最大トルク/ 回転数n・m(kg・m)/rpm |
400(40.8)/4000 |
環境対策エンジン | - |
使用燃料 | ハイオク |
燃料タンク容量 | 88リットル |
燃費(10.15モード) | -km/L |
燃費(WLTCモード) | 8.3km/L └市街地:6.6km/L └郊外: 8.3km/L └高速: 9.3km/L |
燃費基準達成 | - |