ジープ グランドチェロキーL▲ジープならではの高い走破性と、オンロードも快適に移動できるグランドツアラーの素質を持ち合わせた新型グランドチェロキーは4代目にあたる

3列シートのグランドチェロキーLから販売開始

FCAジャパンが新型グランドチェロキーを発表し、3列シート車のグランドチェロキーLも新たに設定した。10年ぶりにモデルチェンジされて4代目に切り替わったグランドチェロキーは、まず3列シート車のグランドチェロキーLが、2月19日から全国の正規ディーラーで販売される。

グランドチェロキーLの設定グレードと税込み価格は以下のとおり。

・リミテッド 788.0万円
・サミットリザーブ 999.0万円

国内に導入されるグランドチェロキーLのうち、リミテッドは7人乗り、サミットリザーブは6人乗りで、どちらも3.6L V6エンジンと8速ATを搭載する。
 

ジープ グランドチェロキーL▲新設定の3列シート車が先に発売される。乗車定員は6人もしくは7人で、2列目シートの形状が異なる

歴代モデルをインスパイアしたデザイン! ジープ初のシフトセレクターを採用

エクステリアは、1963年に登場したワゴニアにインスパイアされたデザインで、長いボンネットフードの先端には逆スラントノーズが織り込まれている。また、アプローチアングルなど対地障害角も十分に確保され、高いオフロード走破性を実現。

フロントには、エンジンの冷却状況に応じて開口部のフラップが自動的に開閉するアクティブ・グリルシャッターが新採用されており、実燃費の向上が図られた。
 

ジープ グランドチェロキーL▲外観はラグジュアリーSUVの草分けとして1963年に誕生したワゴニアにインスピレーションを受けてデザインされた

ボディカラーは、ダイアモンドブラッククリスタルP/C、ヴェルヴェットレッドP/C、バルティックグレーメタリックC/C、ブライトホワイトC/Cの4色から選択できる。なお、サミットリザーブでバルティックグレーメタリックC/Cを選ぶと、ブラックルーフが組み合わされてツートーン仕立てとなる。

内装は、水平基調で横方向の広がりを強調するインパネに上質な素材がレイヤー状に重ね合わされている。また、中央には10.1インチのタッチスクリーンが配され、モダンで使い勝手の良いインターフェースに仕上がっている。

インフォテイメント系には、第5世代のUconnectオーディオを採用。全車にアイシン製のナビが装備されており、Apple CarPlayとAndroid Autoにも対応している。
 

ジープ グランドチェロキーL▲インパネ中央には10.1インチのタッチスクリーンが配され、ナビが標準装備される。Apple CarPlayまたはAndroid Autoでスマホを連携させられる

シフトセレクターには、ジープ初のロータリータイプを採用。回転式の金属製セレクターで、フィードバック機能によって正しく操作できたことが確認できる。その両脇には、路面状況に応じて車両設定を変えられるセレクテレインと、車高調整機能のスイッチが配されている。

快適性を高めるアイテムとして、3ゾーンまたは4ゾーン温度調整機能付きオートエアコン、アンビエント照明、電動ハッチゲート、115Vアクセサリー電源ソケットなどが備わっている。サミットリザーブにはマッサージ機能を有する前席パワーシート、マッキントッシュ製プレミアムオーディオ、スマホ用のワイヤレス充電、ハンズフリー電動ハッチゲートも装備される。
 

ジープ グランドチェロキーL▲18スピーカーとサブウーハーで構成されるマッキントッシュのプレミアムオーディオは、上級グレードのサミットリザーブに装備される

運転支援機能では、自車の周囲が確認できるサラウンドビューカメラ、ヘッドアップ・ディスプレイ、電子ルームミラー、車線中央を維持できるようサポートするアクティブ・ドライビングアシスト、交差点衝突回避支援機能がグレードに応じて備わる。
 

ジープ グランドチェロキーL▲サミットリザーブには車線維持支援機能や道路標識読み取り機能、ドライバー・アテンションアラート、側面距離警報も装備されてドライバーをサポートする
文/マガジンX編集部、写真/ジープ