スーパー耐久シリーズ2014最終戦（第6戦）は、曇天のオートポリスで3時間レースとして開催され、ポールポジションからスタートした#81「GTNET ADVAN NISSAN GT-R」（星野一樹/尾本直史/青木孝行）が中盤に逆転してトップを奪うと、そのまま独走で3連勝。今季4回目のポール・トゥ・ウィンで、ST-Xクラスのチャンピオンを獲得しました。

ST-Xクラス #81「GTNET ADVAN NISSAN GT-R」

今回の舞台は阿蘇外輪山に位置し、アップダウンに富むテクニカルコースであるオートポリス。ポイントリーダーである#81 GT-Rは参戦した全5戦連続となるポールポジションを獲得しました。今回完走を果たせば念願の初タイトル獲得となります。

スタートを担当した#81 GT-Rの青木は10周目の最終コーナーでトップを奪われましたが、離されることなくチャンスをうかがい29周目の2コーナーで逆転。直後にライバルは足回りのトラブルでピットインし修復に時間を要したこともあり、青木は難なく独走状態となりました。中盤は尾本に交代し、セーフティカーが導入された時点でタイミング良く2回目のピットイン。これで2位以下の全車を周回遅れにした星野が圧倒的なスピードで3連勝。4勝目を挙げてFIA GT3車両によるST-Xクラスチャンピオンを獲得しました。

ST-3クラスでは、予選でコースレコードをマークしてクラスポールからスタートした#34「Asset ings Z34」（藤波清斗/松原怜史）が、速さを見せつけて初優勝。3位には前回今季初優勝を遂げた#14「岡部自動車サントラント195マイカーズZ33」（山崎学/伊橋勲/安宅光特）がゴールして表彰台を獲得しました。

「去年はこの体制で参戦するも一回も勝てず悔しい思いをしましたが、今年は出場した5戦すべてでポールポジションを奪い4勝でチャンピオンを獲得できうれしいです。個人的にはレース4連勝。この勢いでSUPER GT最終戦も頑張ります」

「やっとS耐のトップクラスでタイトルが獲れました。オートポリスでは初優勝ですし本当にうれしいです。GT-Rの今年のモデルは改良されて安心してドライブできるようになったのも大きいです。事前に立てた作戦が見事に決まりセーフティカーのタイミングも絶妙でした。応援ありがとうございました」

「コースレコードをマークすることもでき、松原さんも頑張ってくれて最終戦でようやくS耐初優勝を挙げることができました。本当に最高の気分です。反省するポイントもありますが、この優勝を来年にもつなげていきたいと思います」

（Pos：Machine・Drivers）
■1：GTNET ADVAN NISSAN GT-R・尾本直史/星野一樹/青木孝行
■2：GAIA POWER BMW・横溝直輝/HIRO/密山祥吾
■3：ENDLESS ADVAN BMW・峰尾恭輔/YUKE TANIGUCHI/飯田章

（Pos：Machine・Drivers）
■1：asset ings Z34・大西隆生/松原怜史/藤波清斗
■2：TRACY SPORTS TWS C-WEST IS 350・兵頭信一/植田正幸/鶴田和弥
■3：岡部自動車サントラント195マイカーズZ33・山崎学/伊橋勲/安宅光徳
■-：岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34・田中徹/田中哲也/長島正明
■-：asset ings Z34・前嶋秀司/佐々木雅弘/廣川和希

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「日産モータースポーツ」サイト

• GTNET ADVAN NISSAN GT-RがST-Xクラスチャンピオンを獲得-- スーパー耐久シリーズ2014 第6戦 レースレポート --（日産自動車）