新型プリウス(5代目)をマンガで解説! 王道ハイブリッドカーの最新モデルはどんな車?【人気車ゼミ】
カテゴリー: 特選車
タグ: トヨタ / セダン / ハッチバック / かっこいい / ハイブリッド / プラグインハイブリッド / FF / 4WD / プリウス / 人気車ゼミ / 松本英雄 / 高橋満 / 田代哲也
2023/07/11
自動車テクノロジーライターの松本先生と、漫画家の田代先生が話題のモデルを深く分かりやすく掘り下げていく連載『人気車ゼミ』。今回紹介するのは新型トヨタ プリウス。
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トヨタ プリウス(5代目)×全国講師紹介
自動車テクノロジーライター
松本英雄
自動車テクノロジーライター。かつて自動車メーカー系のワークスチームで、競技車両の開発・製作に携わっていたことから技術分野に造詣が深く、現在も多くの新型車に試乗する。車に乗り込むと即座に車両のすべてを察知。その鋭い視点から、試乗会ではメーカー陣に多く意見を求められている。数々のメディアに寄稿する他、工業高校の自動車科で教鞭を執る。『クルマは50万円以下で買いなさい』など著書も多数。趣味は乗馬。
マンガ家
田代哲也
マンガ家・イラストレーター。1987年『週刊少年ジャンプ・サマースペシャル』(集英社)でデビュー。少年マンガ誌、青年マンガ誌、スポーツ雑誌などジャンルを問わず執筆。絵本『田んぼの昆虫たんけん隊』『水泳大好き!トラ』(星の環会)。2004年より東放学園高等専修学校、東放学園映画専門学校で講師を務める。スズキの車を5台乗り継ぎ、現在の愛車はエスクード。
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トヨタ プリウス(5代目)×全国重要ワード(マンガ内※)解説
1997年12月にデビューした初代はコンパクトセダンだった。燃費は10・15モードで28.0㎞/L(WLTCモード換算でおよそ22. 0km/L ※編集部調べ)。前期型はモーターやインバーターなどの性能が低く走行中に出力制限がかかり急にスピードが落ちることもあった。
正式名称はビッザリーニ・マンタ。初代フォルクスワーゲン ゴルフを送り出したイタリアのカーデザイナー、ジョルジェット・ジウジアーロがイタルデザインを立ち上げて最初に送り出したコンセプトカー。ミッドシップながら3人が横に並ぶレイアウトを採用した。
2022年7月に登場したクラウンクロスオーバーと共通するイメージを持つ新型プリウスのフロントデザイン。それを象徴する切れ長のハンマーヘッドモチーフはLEDデイライト兼車幅灯兼ウインカーになっていて、その下にBi-Beam LEDヘッドランプが配置されている。
全高は1.8Lモデルが1420mmで、2LのハイブリッドとPHEVが1430mm。先代が初採用したTNGAプラットフォームに改良を加えて、低重心化と大径タイヤの採用を実現した。全高は下げられているが、前後席ともにヒップポイントも下げることで居住性を確保している。
3代目プリウスをベースに全高を高くしたワゴンタイプのプリウスα。2列シートの5人乗りに加え、3列シートの7人乗りが用意された。3列目席はロングドライブで大人が座るのには窮屈だが、近所の移動なら十分満足できるだけのスペースが確保されている。
2009年に登場した3代目はデビューがエコカー減税の導入と重なり、発売から1ヵ月で約18万台を受注するという爆発的なヒットモデルになった。同時期にホンダからデビューした2代目インサイトも発売から1ヵ月で目標の3倍を超える約1万8000台を受注している。
イメージを大きく変えた4代目は新たなユーザーに受け入れられたが、プリウスを何台も乗り継いでいる人からは「少し派手すぎる」という声も上がった。そのため2018年12月に登場した後期型(写真)はライトのデザインを大きく変えてマイルドな印象になった。
ZとGに搭載される2Lハイブリッドは、システム最高出力が先代比で1.6倍となる144kW(196ps)に。車速とエンジン回転数に違和感がなく気持ちよく運転できるようセッティングされている。システムには小型・軽量・高効率化技術が盛り込まれて燃費性能が高められた。
税金や保険、メンテナンス費用などを含んだ定額料金で車に乗れるサブスクリプションサービス。プリウス1.8LのUはKINTO専用グレードで、7年契約、ボーナス払いを16.5万円に設定すると月々1万6610円で乗れる。1.8L車はビジネス仕様のXも用意される。