トヨタ GRヤリスの掲載台数が増加中! 月間100台を超えた今こそ中古車をチェックすべし
2022/08/31
▲モータースポーツで勝つために生まれたスペシャルモデルのGRヤリス。もうこんなモデルは生まれないかも!?登場から2年が経ち、中古車の台数が増えてきた!
トヨタがWRC(世界ラリー選手権)で勝つために、ホモロゲーションモデルとして開発がスタートしたGRヤリス。
名前こそコンパクトハッチバックの「ヤリス」の名前を冠していますが、ごく一部分を除いてヤリスと共通な部分はないといわれるほど専用設計がなされた1台となっています。
車名の頭に付けられた「GR」とは、トヨタのモータースポーツ活動である「GAZOO Racing」の頭文字を採ったもので、グローバルモデルとして開発された車両だけに付けることが許されたもの。
2019年に登場した「GRスープラ」に次いで登場したのがこのGRヤリスでした。
▲WRC(世界ラリー選手権)に参戦するためのホモロゲーションモデルとして生まれたGRヤリスなお、2021年には2代目の86となる「GR86」が登場し、2022年後半には「GRカローラ」の登場が予定されています。
このように続々とニューモデルが追加されているGRシリーズですが、GRヤリスも登場からおよそ2年が経過し、中古車が出回るようになってきました。

1年前の7月には月間の延べ掲載台数は50台を切っていましたが、以降順調に増加し、直近7月は112台と倍以上の物件が掲載されました。
まだまだ潤沢とは言えませんが、100台を超えたことで結構選べるようになってきた、というのが今の状況です。
また、そのポテンシャルを考えれば、新車価格でもバーゲンセールとまでいわれたGRヤリスではありますが、一部の仕様を除いては中古車として順調に価格が下がっているのも嬉しいところ。
昨今、一部の人気モデルでは新車価格を超える中古車が増えていることを考えると、すぐにでも入手したいと考えている人にとっては渡りに船と言えるのではないでしょうか。
ラリー競技で勝つために生まれたスペシャルな1台
GRヤリスを検討中の方にとっては今さらの話になるかもしれませんが、改めてGRヤリスとはどんなモデルなのか簡単に振り返ってみましょう。
GRヤリスは前述したようにモータースポーツで活躍できるように生まれたモデルであり、ボディもベース車にはない3ドアハッチバック。前後のフェンダーも一目で違いが分かるほど大型化されています。
▲フロントはもちろん、リアフェンダーの膨らみは車好きならウットリしてしまうレベル
▲3ドアではあるものの、室内空間はヤリス譲りで意外と広いグレード体系は「RS」をエントリーグレードとし、モータースポーツベースとして走りに必要な装備を極力非装着とした「RC」と、充実装備の「RZ」、そして「RZ」をベースにBBS製軽量アルミホイールやトルセンLSD、ブレーキやインタークーラーの冷却システムをプラスした「RZ ハイパフォーマンス」の4グレードが基本となります。
GRヤリスのメイングレードともいえる「RC」「RZ」「RZ ハイパフォーマンス」系のグレードには、新開発となる200kW/370N・mという高出力を誇る直列3気筒DOHC1.6Lターボの「G16E-GTS」型エンジンを搭載。
これに自動ブリッピング機能を備えた6速のiMTが組み合わされ、駆動方式は電子制御多板クラッチセンターデファレンシャルを介して四輪を駆動するスポーツ四輪駆動システムが採用されています。
▲「GR-FOUR」と名付けられたスポーツ4WDシステムを搭載する(RSグレードを除く)また、先行予約限定の特別仕様車として「ファーストエディション」が「RZ」系の2グレードに設定されており、こちらはベース車にプラスしてモリゾウ(豊田章男社長)のサインがフロントウインドウに備わる他、マットブラック塗装を施した外装パーツがプラスされる点が大きな特徴となっていました。
▲「ファーストエディション」にはフロントガラスにモリゾウ氏のサインが刻印される「RS」は、ベースのヤリスと同じく88kW/145N・mという出力の直列3気筒DOHC1.5L NA「M15A-FKS」型エンジンに、RS専用となる10速シーケンシャルシフトマチック付きCVTが組み合わされます。
駆動方式も前輪駆動のみとなりますが、これはこれで軽量FFホットハッチとして隠れた名車ともいわれているモデルとなっています。
その他、2022年1月には500台限定でGRヤリスをベースにさらにチューニングを加えた「GRMNヤリス」が発表されましたが、夏以降の納車ということもあって現時点では中古車の掲載はゼロとなっています。
ちなみに、GRヤリスでは先進安全装備である「Toyota Safety Sense」は標準で非装着となり、「RC」にはオプション設定なし、「RS」と「RZ」系ではおよそ25万円のパッケージオプションとなっている点には注意が必要です。
圧倒的に多い「RZハイパフォーマンス」
月間の延べ掲載台数100台を突破したGRヤリスですが、GRパーツやアフターパーツを多く装着したカスタマイズ車両や、ファーストエディションは高値となっています。
確かにファーストエディションは希少なモデルではありますが、走行性能にまつわる部分はベース車同等となっているため、走りを重視してGRヤリスを狙うならスルーしてもいいかもしれません。
▲モータースポーツベースとなる「RC」は現時点で流通台数はごくわずか。購入者は絶賛モータースポーツ参加中ということか!?物件の走行距離は年式が経過していないということもあってか、7割ほどが1万km以下となっており、3万kmを超えるような物件はわずか2台のみでした。
掲載台数が最も多いのは最上級グレードとなる「RZ ハイパフォーマンス」で、およそ7割がこのグレードとなります。
車両本体価格帯として最も多いのは500万~600万円となっていますが、これらは前述のとおりファーストエディションやパーツマシマシ系の車両。
走行距離が2万~3万kmの物件であれば、「Toyota Safety Sense」付きで総額450万~470万円という価格帯で狙うことも可能です。
一方、「RC」や「RZ」はひとケタ台数しか掲載がなく、相場はなんとも言い難い状態となっています。
じゃあ、残りの3割のGRヤリスは何なのか……というと、実は2ペダル仕様の「RS」なのです。
▲圧倒的なパワーこそないものの、高剛性ボディと組み合わされる「RS」も意外と走りの楽しい1台となっている「RS」は支払総額で300万円を切る物件も出てきており、それ以外でも総額300万~320万円がボリュームゾーンといったところ。
中には「Toyota Safety Sense」非装着の車両もあるので注意が必要ですが、オプションや諸経費が含まれている価格ということを考えると、意外と買いやすい価格帯となっていると言えそうです。
ちなみに、先進安全装備の「Toyota Safety Sense」が装着されているかどうかを写真で判別するのなら、ステアリングに備わるスイッチをチェックするのが手っ取り早い方法です。
右側に備わるステアリングスイッチが全部スイッチで埋まっていれば装着車で、ここの一部がボタンではなくフタになっていれば非装着となりますので、ぜひ内装写真でチェックしてみてください。
▲ステアリング右側にクルーズコントロールなどの運転支援系のスイッチが備わるのが「Toyota Safety Sense」装着車
▲一方の「Toyota Safety Sense」非装着車では、ステアリング右側のスイッチ部分がフタとなっている以上、今のGRヤリスの中古車状況を見てきました。一部情報では、GRヤリスの新車の納期が1年を超えているとのことなので、気になる人は一度中古車もチェックしてみることをオススメします。
▼検索条件
トヨタ GRヤリス(現行型) ×全国
自動車ライター
小鮒康一(フナタン)
スキマ産業系自動車ライター。元大手自動車関連企業から急転直下でフリーランスライターに。中古車販売店勤務経験もあり、実用車からマニアックな車両まで広く浅く網羅。プライベートはマイナー旧車道一直線かと思ったら、いきなり電気自動車のリーフを買ってしまう暴挙に出る。現在はリーフを手放し3代目インサイトをメインに、NA、NB2台のロードスターや初代パルサー、S660に17系クラウンなど雑多な車種を所有中。
この記事で紹介している物件
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