【トヨタ ランドクルーザープラドの中古車を買うなら?】オススメの選び方や相場、グレードなどまとめ
カテゴリー: 特選車
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2021/10/11
トヨタ ランドクルーザープラドの中古車は今
ランドクルーザープラドはもともと、ランドクルーザー70系、80系というヘビーデューティな本流がある中で、タウンユース向け、ライト系に位置付けられた車種だった。
しかし、爆発的な人気の高まりとともに高級化とボディサイズの大型化、さらにシャシーや部品も専用設計となり、むしろこちらが本流と言わんばかりの内容となっていった。
そんな“下克上”を果たしたランドクルーザーがプラドだ。
初代はノスタルジックなデザインが再評価され、人気が上昇。現在でも200万円以上の中古車平均価格となっている。
2代目はガソリン車の比率が高く、100万円前後で手に入る物件もある。外観のカスタマイズも人気だ。
3代目は比較的リーズナブルな価格帯となっており、今が狙い目。200万円前後の予算でも良好なコンディションの物件が狙える。
4代目は現行型だけあり、価格帯はまだまだ高め。特に2015年以降に設定されたディーゼル車が人気となっている。
ここではランドクルーザープラドの特徴、中古車を選ぶ際のポイントや現在の中古車相場について解説していく。
▼検索条件
トヨタ ランドクルーザープラド× 全国ランドクルーザープラド(初代)の特徴と中古車相場
■ランドクルーザープラド(初代) DATA
生産期間:1990年4月~1996年4月
中古車流通量:約240台
中古車価格帯:100万~500万円
全長:3975~4680mm × 全幅:1690~1790mm × 全高:1885~2110mm
■ランドクルーザープラド(初代)の特徴
世界のワークホースとして活躍していたランクル70系をベースに、よりパーソナルな市場開拓を目的に開発された「ランドクルーザーワゴン」が前身。
当時、70系には貨物車登録(1 or 4ナンバー)しかなかったが、小型乗用車登録(5ナンバー)とし、エンジンやサスペンションの仕様も乗用車に近づけた内容だった。
その流れを引き継ぎ、1990年に登場したのが初代プラドだ。
ランドクルーザーワゴンにはショートボディ(メタルトップ)しかなかったが、プラドではセミロングボディを追加。
角型ヘッドランプ、スクエア形状のボディなど、丸目ヘッドランプで独立フェンダーの70系とは明らかに異なる外観となっている。
基本設計についてもラダーフレーム&リジッド式サスペンションというランクル伝統の設計は70系と共有しながら、リーフスプリングではなくコイルスプリングを採用。
またエンジンと駆動系は、ハイラックス サーフと共有のよりライトデューティなものが用いられている。
デビュー当初、国内モデルに搭載されたエンジンは、2.4L 直4ディーゼルターボの2L-TE型のみ。グレード展開は以下のとおりだ。
・「LX5」:装備を省いた廉価グレード。2ドアと4ドアあり
・「SX5」:2ステージショックアブソーバーなどを装備する準上級グレード。2ドアと4ドアあり
・「EX5」:最上級グレード。4ドアのみ
デビュー時はナローボディのみの設定だったが、後にオーバーフェンダーを付けたワイドボディが追加された。
2L-TE型は当時の四駆用ディーゼルとしては洗練された高回転型のエンジンだったが、低速トルクが細く、一部のランクル・ファンには不評だった。
ユーザーの評価が一変したのが、1993年5月に行われたマイナーチェンジだ。ここでエンジンを2L-TE型から、3.0L 直4ディーゼルターボの1KZ-TE型に変更。
例によってハイラックス サーフにも搭載されていたエンジンだったが、ディーゼルらしからぬパンチ力があり、低速トルクもある名機だった。これはプラドの乗用車的なキャラクターと相性が良く、人気が一気に高まった。
この変更では同時に、フロントバンパーとターンシグナルランプの形状変更、内装ダッシュボードのデザイン変更も行われている。
■ ランドクルーザープラド(初代)の中古車相場
登場から30年以上たっているにもかかわらず、現在の中古車市場では200台以上もの物件が流通している。
中古車平均価格(車両本体価格)も240万円前後となっており、ランドクルーザーの一員として高い価値を維持している。
2代目以降のプラドにはないスクエアなデザイン、ノスタルジックな雰囲気の内装などが再評価されているためだろう。
大半の物件は走行距離15万km以上だが、骨格は本家70系と同じく頑丈なので、適切なメンテナンスさえ施されていれば問題なし。
ただし、3インチ以上の大規模な車高アップなど大規模な改造が行われている物件は、駆動系に負担がかかっている可能性もあるので注意が必要だ。
なお、初代にはディーゼルエンジンの設定しかなく、自動車NOx・PM法規制対象地域内では登録することができない。
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トヨタ ランドクルーザープラド(初代) × 全国ランドクルーザープラド(2代目)の特徴と中古車相場
■ランドクルーザープラド(2代目) DATA
生産期間:1996年5月~2002年9月
中古車流通量:約250台
中古車価格帯:80万~380万円
全長:4240~4675mm × 全幅:1730~1820mm × 全高:1865~1915mm
■ランドクルーザープラド(2代目)の特徴
2代目が登場した1990年代中盤といえば、パジェロやテラノ、ハイラックスサーフなどオンロード志向のミドルサイズSUV人気が高まっていた時期。
もともとライト路線を狙っていたプラドも、しかるべく進化を遂げた。
70系ではなくハイラックスサーフと共有のシャシーとなり、初代とは全く異なる四駆となったのだ。
サスペンションは従来の前後リジッド式コイルから、前ダブルウィッシュボーン式コイル、後リジッド式コイルに。4WDシステムはパートタイム式から、センターデフロック機構付きのフルタイム式となった。
もっともオンロード寄りの設計になったと言っても副変速機が存在するなど、現代のクロスオーバーSUVに比べると構造は本格四駆らしいもの。
ラダーフレームもサーフと全く同じではなく、ランクルとしてしっかり強化されており、世界のへき地での使用にも耐えうる構造となっていた。
3ドアショート(5人乗り)と5ドアロング(5人乗り・8人乗り)のボディがあり、前者は丸目ヘッドランプに縦基調グリルのスポーティ路線、後者は異型ヘッドランプに横基調グリルの高級路線、と外観が大きく差別化されている。
エンジンは初代から引き継いだ3L 直4ディーゼルターボ1KZ-TE型の他、ショート&ロングの最上級グレード「RZ」「TZ」には3.4L V6ガソリンエンジン5VZ-FE型も用意。
トランスミッションも多くのグレードで4速ATと5速MTがあり、多彩なバリエーションとなっていた。
1998年1月には、2.7L 直4ガソリンエンジン3RZ-FE型を追加。ディーゼル主体のラインナップから、徐々にガソリン主体へと移り変わっていった。
1999年6月には比較的大きな規模のマイナーチェンジが実施されている。改良点は下記のとおり。
【エンジン】
・1KZ-TE型エンジンの性能強化
【エクステリア】
・フロントグリル、バンパーのデザイン変更。バンパー内にフォグランプを装備
・3ドアの外観を横基調ラジエターグリル+異型ヘッドランプに変更
【インテリア】
・オプティトロンメーターを採用
【安全性能】
・四輪TRC(トラクションコントロール)、VSC(ビークルスタビリティコントロール)を採用
2代目は単に“小さめのランクル”ではなく、高級化、ハイテク化を担うランクルとして進化していった。
2000年7月の変更では、3L 直4ディーゼルターボエンジンをコモンレール化した1KD-FTV型に変更。
1KZ-TE型以上にパワフルなエンジンだったが、こちらも現在、自動車NOx・PM法規制対象地域内では登録することができない。
■ランドクルーザープラド(2代目)の中古車相場
生産終了から20年近く経過しているが、現在の中古車市場でも約250台が流通している2代目。
中古車平均価格(車両本体価格)は210万円前後で、相変わらず高めの水準を維持している。
初代と異なるのは、100万円前後の価格で手に入る物件も少なくないこと。
ランクルをリーズナブルな価格で手に入れたい人には魅力的な選択肢だろう。
ただ、そうした物件では走行距離20万kmオーバーの物件が多く、10万km程度の物件を選ぼうとすると、予算の目安は250万円以上となる。
2代目はガソリン車、特に2.7L 直4ガソリンエンジン搭載車の比率が高いことも特徴で、全体の半数近くにもなる。
自動車NOx・PM法規制対象地域内でも乗れるのは大きなメリットだ。
世間では5ドアロングおよび3ドアショートの後期モデルは本来、異型ヘッドランプだったが、それをあえてレトロな丸目に変え、全体をリノベーションするカスタマイズが流行中の様子。
そうした多様な楽しみ方ができるのも2代目の長所だ。
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トヨタ ランドクルーザープラド(2代目)× 全国ランドクルーザープラド(3代目)の特徴と中古車相場
■ランドクルーザープラド(3代目) DATA
生産期間:2002年10月~2009年8月
中古車流通量:約100台
中古車価格帯:120万~250万円
全長:4340~4715mm × 全幅:1875mm × 全高:1855~1870mm
■ランドクルーザープラド(3代目)の特徴
ランドクルーザーが80系から100系に変わったことで、3代目プラドもより大型化&高級化を果たす。
外観は2代目からのキープコンセプトだが、ヘッドランプを大型化、縦スリットのフロントグリルを採用するなど、洗練されたスタイルとなった。
ボディサイズはややワイドになり、ホイールベースを延長。居住空間を拡大しながら、タイヤ切れ角を大きくすることで2代目と同等の取り回しを実現している。
メカニズムでは、フルタイム式4WDシステムが前後不等配分(前40:後60)となったのがトピックだ。
トルセンLSD付きセンターデフを採用し、オンロードでの良好なハンドリングとオフロードでのたくましい走りを両立していた。
また、一部グレードにはH-∞TEMS+車高調整機能付きリア電子制御エアサスペンションが採用されるなど、ハイテク化もさらに進んだ。
デビュー時に搭載されたエンジンは2代目から踏襲した2.7L 直4ガソリンエンジン3RZ-FE型、3.4L V6ガソリンエンジン5VZ-FE型、3L 直4ディーゼルターボ1KD-FTV型の3種類。
トランスミッションはMTが廃止され、4速ATのみとなった。
グレードのラインナップは下記のとおりだ。
・「RX」:3ドアの量販グレード。2.7L 直4ガソリンまたは3L 直4ディーゼルターボエンジン搭載
・「RZ」:3ドアの上級グレード。3.4L V6ガソリンまたは3L 直4ディーゼルターボエンジン搭載
・「TX」:5ドアの量販グレード。5人乗り仕様と8人乗り仕様あり。2.7L 直4ガソリン、3.4L V6ガソリンまたは3.0L 直4ディーゼルターボエンジン搭載
・「TZ」:5ドアの上級グレード。8人乗り仕様のみ。3.4L V6ガソリンまたは3L 直4ディーゼルターボエンジン搭載。H-∞TEMS+車高調整機能付きリア電子制御エアサスペンションを標準装備
・「TZ Gセレクション」:5ドアの最上級グレード。8人乗り仕様のみ。3.4L V6ガソリンエンジン搭載。H-∞TEMS+車高調整機能付きリア電子制御エアサスペンション、アクティブTRC(トラクションコントロール)、VSC(ビークルスタビリティコントロール)を標準装備
3代目ではモデル途中でエンジンのラインナップが大きく変わっている。
特に2.7L直4ガソリンエンジンについては、前期の3RZ-FE型と後期の2TR-FE型で排気量こそ同じだが、フィーリング、燃費性能は後者で著しく洗練されているので、購入時に注意されたい。
また2005年8月には、V6ガソリンエンジンを3.4Lの5VZ-FE型から4Lの1GR-FE型へ変更。同エンジン車には5速ATが採用された。
■ランドクルーザープラド(3代目)の中古車相場
生産終了から10年強の3代目。中古車平均価格(車両本体価格)が初代、2代目よりかなり低めの175万円前後となっており、中古車としては今がまさに狙い時である。
ただし、現在の中古車市場における流通量は100台前後と意外に少ない。
価格帯では120万~190万円あたりがボリュームゾーンとなっている。
3代目ではディーゼル車が極端に少なく、全体の1割前後ほどしかない。同様に4L V6ガソリン車も1割程度といった状況だ。
かわりに2.7L ガソリン車の割合が多く、価格も比較的リーズナブル。走行距離10万km以下の物件に絞っても、150万円前後の予算から狙えるだろう。
台数こそ少ないが、走行距離5万km以下の物件もある。そうした物件でも極端に価格が高いわけではなく、200万円前後が平均的。
適切なメンテナンスさえ行えば20万~30万km走れるプラドだけに、長く乗るつもりで予算をちょっと多めに確保、好条件の物件に的を絞るのもありだろう。
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トヨタ ランドクルーザープラド(3代目) × 全国ランドクルーザープラド(4代目)の特徴と中古車相場
■ランドクルーザープラド(4代目) DATA
生産期間:2009年9月~
中古車流通量:約1150台
中古車価格帯:200万~600万円
全長:4760~4825mm × 全幅:1885mm × 全高:1850~1895mm
■ランドクルーザープラド(4代目)の特徴
2009年から現在まで、12年以上にわたって継続生産されている4代目。
国内モデルのラインナップを5ドアロング一本に絞り、ボディサイズは全長、全幅ともに大型化。高級化にもさらに拍車がかかった。
駆動方式はトルセンLSD付きセンターデフを採用する前後不等配分型トラスファーを3代目から踏襲しながら、オフロードの走行環境に応じて駆動・制動の制御をスイッチ操作で切り替えできる「マルチテレインセレクト」を新たに採用。
悪路走行に不慣れなユーザーでも、適切な走行モードを選べる画期的な機構だ。
また最上級グレード車には、「KDSS(キネティックダイナミックサスペンションシステム)」も新たに採用されている。
これはスタビライザーの効力を路面状況に応じて変化させ、オンロードでの安定感のある乗り味と、オフロードでのサスペンションストロークを両立させるもの。
同じ機構はランドクルーザー200にも採用されていたが、200が機械式制御なのに対してプラドのそれは電気式ソレノイドバルブを内蔵したアキュムレーターを採用する進化版である。
プラドは4代目になって、ついに上位モデルであるはずのランドクルーザー200を上回るハイテク機構が装備されるに至った。
デビュー時のグレード構成は下記のとおり。
・「TX」:量販グレード。5人乗り仕様と7人乗り仕様あり。2.7L 直4ガソリンまたは4.0L V6ガソリンエンジン搭載
・「TX Lパッケージ」:「TX」にクルーズコントロールやパワーシートを追加した仕様。7人乗り仕様。2.7L 直4ガソリンエンジン搭載
・「TZ」:KDSSやクルーズコントロール、18インチアルミホイールなどを装備する上級グレード。7人乗り仕様。4.0L V6ガソリンエンジン搭載
・「TZ-G」:「TZ」にAVS&リア電子制御エアサスペンション、クリアランスソナーなどを追加した最上級グレード。7人乗り仕様。4.0L V6ガソリンエンジン搭載
4代目は長いモデルライフの中で、エクステリアや機能面が常に進化してきた。
外観では2013年と2017年に大きな変化があった。機能面では2015年のディーゼル追加とV6ガソリンの廃止、2017年の衝突回避支援パッケージ標準装備化が大きなニュースだ。
主なトピックは下記のとおり。
■2013年9月 マイナーチェンジ
【エクステリア】
・フロントグリルを大型化。フロントバンパー、ヘッドランプ、リアガーニッシュ、リアコンビネーションランプのデザインを変更
・「TZ」、「TZ-G」のロービームとクリアランスランプにLEDを採用
・フロントドアに撥水機能付きスーパーUVカットガラスを採用
【インテリア】
・ファブリックシートの表皮と内装色を変更
・大型カラーTFT液晶のマルチインフォメーションディスプレイを装備
【サスペンション】
・チューニングを変更してオンロードでの走行安定性や乗り心地を高めつつ、マルチテレインセレクトの走行モードを4つから5つに変更
■2015年6月 一部改良
【エンジン】
・クリーンディーゼルとなる2.8 L 直4ディーゼルターボエンジン1GD-FTV型を「TX」、「TX Lパッケージ」、「TZ-G」に新搭載
・ディーゼル追加に伴って、4.0L V6ガソリンエンジンを廃止
・2.7L 直4ガソリンエンジン2TR-FE型を改良し、燃費を向上
【トランスミッション】
・2.7L 直4ガソリンエンジン2TR-FE型のトランスミッションを4速ATから6速ATに多段化
【グレード】
・「TZ」を廃止
【エクステリア】
・LEDヘッドランプをディーゼル車に標準装備
■2017年9月 マイナーチェンジ
【エクステリア】
・フロントまわりのデザインを一新。大型フロントグリルとヘッドランプを一くくりにすることで力強さが演出された
・フード中央部を前方視界に配慮した形状に変更
・全車にLEDヘッドランプを採用
・リアガーニッシュ、コンビネーションランプのデザインを変更
・19インチアルミホイール(切削光輝+ダークグレーメタリック塗装)を新設定
【インテリア】
・エアコン吹き出し口上部を下げることで視認性を向上、ナビゲーションをタブレット型の薄い形状に変更。センタークラスターやメーターパネルに金属調加飾を追加
・ステアリングホイールのデザインを変更。専用加飾を追加
【安全性能】
・衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」を全車に標準装備
【グレード】
・「TX Lパッケージ」に5人乗り仕様を追加
・ディーゼルエンジン搭載グレードを拡充
■2020年8月 一部改良
【エンジン】
・ディーゼルエンジンを改良し、出力を向上
【インテリア】
・「TZ-G」にパドルシフトを装備
【安全性能】
・「Toyota Safety Sense(Toyota Safety Sense Pから名称変更)」が機能向上され、プリクラッシュセーフティの検知範囲を拡大。夜間の歩行者と昼間の自転車運転者にも対応。ヨーアシスト機能付きのレーンディパーチャーアラートやロードサインアシスト、先行車発進告知機能を新たに追加
・「TZ-G」と「TX"Lパッケージ"」には、駐車場から後退する際、左右後方から接近する車両を検知し、注意喚起するリアクロストラフィックアラートをオプション設定
■ランドクルーザープラド(4代目)の中古車相場
モデルライフが長いこともあり、中古車市場においても1000台以上もの膨大な物件が流通している4代目。
中古車平均価格(車両本体価格)も約390万円という高い水準が維持されている。
これは、デビューに近い年式ほど物件数が少なく、2015年のディーゼル追加以降で急激に物件数が多くなっているためだ。
2010年あたりの年式で2.7L 直4ガソリン車なら、200万~250万円ほどの予算で手に入る物件もある。
デビュー時に近い年式であっても多くの物件は走行距離10万km以下。耐久性の高いランドクルーザーにとっては、まだまだこれからといったところだ。
4L V6ガソリン車は極端に少なく、特に最上級の「TZ-G」グレードはわずかな台数しか流通していない。
一方、ディーゼル車は2015年6月以降にしか存在しないにもかかわらず、物件数は約390台、全体の4分の1ほどと流通量が豊富。310万円~が現実的な予算となる。
安全性能を重視するなら、衝突回避支援パッケージが全車標準装備された2017年9月以降のモデルを選びたい。
プラドに限らず、ランドクルーザーは年式が古くなっても中古車価格が低くなりにくい車。そういった点で、欲しくなったときが購入のタイミングと言えるモデルであろう。
▼検索条件
トヨタランドクルーザープラド(4代目) × 全国※記事内の情報は2021年10月5日時点のものです。
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自動車ライター
田端邦彦
自動車専門誌で編集長を経験後、住宅、コミュニティ、ライフスタイル、サイエンスなど様々なジャンルでライターとして活動。車が大好きだけどメカオタクにあらず。車と生活の楽しいカンケーを日々探求している。プライベートでは公園で、オフィスで、自宅でキャンプしちゃうプロジェクトの運営にも参加。