先代レヴォーグの買い時到来! コンディション◎な1台を狙うなら今が買い時!
2021/06/25
直近6ヵ月で台数は急伸、平均価格は25万円下落
グローバル戦略に基づき、代替わりのたびに大きくなっていったスバル レガシィツーリングワゴン。その国内市場での穴を埋めるように、2014年6月に登場したのがレヴォーグだ。
水平対向4気筒エンジンは、1.6Lターボと2Lターボの2種類が用意され、いずれも金属チェーン式のCVT「リニアトロニック」と4WDが組み合わされた。
デビュー時から安全装備のアイサイトver.3を搭載。衝突被害軽減ブレーキはもちろん、全車速追従アダプティブ・クルーズ・コントロール機能や、車線内走行をステアリングが補佐するアクティブレーンキープ機能などが備わる。
5ナンバーでこそないが、同時期の5代目レガシィツーリングワゴンよりコンパクトで、1世代前の4代目レガシィツーリングワゴンとほぼ同じサイズにまとめられた(全長4690mm×全幅1780mm×全高1490mm)。
一方で、ラゲージルームは5代目レガシィツーリングワゴンの520Lとほぼ同じ522Lが確保されている。長年ステーションワゴンを作り続けているスバルらしい、使い勝手の良さも継承された。
もちろん、水平対向エンジンがもたらす低重心化とシンメトリカルAWDという同社のコア技術により、快速スポーツツアラーとしての性能もさらに進化している。
2015年4月に、スバルリアビークルディテクション(後速報警戒支援機能)など4つの安全機能をセットにした「アドバンスドセイフティパッケージ」がオプション設定された。
併せて燃費性能や静粛性の向上、足回りのチューニング変更による乗り心地の改善など、基本性能も高められている。
2017年8月のマイナーチェンジでは、アイサイトに全車速域でアクセルとブレーキ、ステアリングの操作をサポートしてくれる「アイサイトツーリングアシスト」機能が加えられた。
そんな高い走行性能と積載性、そして安全装備を備えた初代レヴォーグの中古車相場大きく変動している。要因は、2020年10月に登場した2代目レヴォーグへの乗り替えが進んだことが大きいと見られる。
台数が増えたことで価格の下落も順調に進み、現在では平均価格が100万円台に突入している。
もちろん、多走行車が価格を引き下げているという側面もあるが、コンディションの良い物件もお得な価格で多く流通しており、買い時到来の相場となっている。
前期型なら予算150万円で上級グレードの「GT-S」も選べる
総額100万円を切る中古車も出てきており、手頃な価格で狙いやすくなっている初代のレヴォーグ。総額100万~120万円が最低価格帯となっているが、このゾーンの物件は走行距離10万km前後の物件が多い。
予算を抑えつつコンディションの良さそうな走行距離5万km以下で探すのであれば、予算150万円は見ておくといい。これならば、2017年8月のマイナーチェンジ以前の前期型にはなるが、1.6ターボの「GT」を豊富な選択肢から探すことができる。
また、走行距離は7万km前後のものが多くなるが、専用チューニングされた足回りをもつ1.6Lターボの「GT-S」も狙うことが可能だ。
▼検索条件
スバル レヴォーグ(初代)× 総額150万円以下 ×全国後期型の3万km以下を狙うなら予算のラインは200万円
「アイサイトツーリングアシスト」を備えた2017年8月以降の後期型を狙うなら、予算の目安は240万円ほど。後期型は高年式のため、走行距離3万km以下の物件が多くを占める。
1.6Lターボの「GT」が中心となるが、同じ1.6Lの「GT-S」も見つけることができる。2Lターボの「GT-S」は総額270万円前後から流通しているが、数が少ないため狙っているなら早めのアクションをオススメしたい。
▼検索条件
スバル レヴォーグ(初代)× 後期型 ×全国STIのコンディション◎物件は今のうちに狙おう
2017年7月に追加された、スポーツモデルの頂点「STIスポーツ」。同社のモータースポーツを統括するSTIによって、操縦安定性と乗り心地の両方を向上させた専用の足回りや、応答性を高めたステアリングなど、意のままに走る楽しさが追求された1台だ。
2017年7月の登場時の車両本体価格は1.6Lターボが348万8400円、2Lターボが394万2000円。原稿執筆時点で256台見つかり、走行距離7万km前後の物件なら予算200万円ほどから狙える
走行距離3万km以下に絞っても119台と、今ならまだ台数も豊富。予算の目安は250万円ほどとなるが、程度の良い「STIスポーツ」が欲しいなら、台数が多くて選びやすい今のうちに狙うのが正解だ。
▼検索条件
スバル レヴォーグ(初代)× 「STIスポーツ」 ×全国ライター
ぴえいる
『カーセンサー』編集部を経てフリーに。車関連の他、住宅系や人物・企業紹介など何でも書く雑食系ライター。現在の愛車はアウディA4オールロードクワトロと、フィアット パンダを電気自動車化した『でんきパンダ』。大学の5年生の時に「先輩ってなんとなくピエールって感じがする」と新入生に言われ、いつの間にかひらがなの『ぴえいる』に経年劣化した。