ランドローバー ディフェンダー(2代目)をマンガで解説! 伝統の本格クロカンはどんな車?【人気車ゼミ】
2023/10/26
自動車テクノロジーライターの松本先生と、漫画家の田代先生が話題のモデルを深く分かりやすく掘り下げていく連載『人気車ゼミ』。今回紹介するのは2代目のランドローバー ディフェンダー。
講師紹介
自動車テクノロジーライター
松本英雄
自動車テクノロジーライター。かつて自動車メーカー系のワークスチームで、競技車両の開発・製作に携わっていたことから技術分野に造詣が深く、現在も多くの新型車に試乗する。車に乗り込むと即座に車両のすべてを察知。その鋭い視点から、試乗会ではメーカー陣に多く意見を求められている。数々のメディアに寄稿する他、工業高校の自動車科で教鞭を執る。『クルマは50万円以下で買いなさい』など著書も多数。趣味は乗馬。
マンガ家
田代哲也
マンガ家・イラストレーター。1987年『週刊少年ジャンプ・サマースペシャル』(集英社)でデビュー。少年マンガ誌、青年マンガ誌、スポーツ雑誌などジャンルを問わず執筆。絵本『田んぼの昆虫たんけん隊』『水泳大好き!トラ』(星の環会)。2004年より東放学園高等専修学校、東放学園映画専門学校で講師を務める。スズキの車を4台乗り継ぎ、現在の愛車はスイフトスポーツ。
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ランドローバー ディフェンダー(2代目) × 全国重要ワード(マンガ内※)解説
シリーズIは、1948年にアムステルダム・モーターショーで初披露された。その後、シリーズII、シリーズIIIと進化を重ね、1980年にはランドローバー90/110/127とホイールベースが車名になる。そして1991年からディフェンダーという名称に。
ランドローバーは1988年にはイギリスの国有航空企業であるブリティッシュ・エアロスペース、1994年にはBMW、2000年にはフォードが親会社となる。そして世界的な景気低迷に伴いフォードは2008年にジャガーとランドローバーをインドのタタ・モーターズに売却した。
SUVのみを製造するブランドであるランドローバーは、全部で7つのモデルを展開。レンジローバー系だけで、レンジローバー、レンジローバースポーツ、レンジローバーヴェラール、小型のレンジローバーイヴォークの4車種をラインナップしている。
初代ディフェンダーは2015年12月に生産終了。1948年のシリーズIから67年にわたり製造された。この間、モデルチェンジの計画は何度かあったが、親会社が変わるたびに白紙になったという。2代目は2019年9月のフランクフルトモーターショーで初公開。
インジニウムエンジンは、アイドリングストップや回生エネルギーの再利用などの機構を備えたランドローバー製エンジン。ディフェンダーに搭載される2Lターボはパワフルで、オンロード走行では2.2tオーバーの車体を滑らかに引っ張ってくれる。
ジャガー・ランドローバーは、エリザベス女王、エディンバラ公、チャールズ皇太子(現国王)のロイヤル・ワラント(王室御用達)を持つ。
初代ディフェンダーをベースに開発されたランドローバー ウルフは、イギリス国防省に軍用車として採用された。他にもNATO軍が採用したゲレンデヴァーゲンを民生用にしたメルセデス・ベンツ Gクラス、アメリカ陸軍の要請で開発されたジープなどがある。
今時のクロスオーバーSUVのようにモノコック構造になったディフェンダーだが、オフロード性能は初代を上回る。エアサスペンションにより最低地上高をコントロールし、アプローチアングル37.5度、デパーチャーアングル40.0度に。
マンガで説明された箇所以外にも、スパンと切り落とされたリアスタイル、短いオーバーハング、丸目2灯のヘッドライトなど、随所にシリーズⅠから続くアイデンティティを取り入れている。「アルパインライト」と名付けられた天窓は車内を明るくしてくれる秀逸な機能。
ディフェンダーのディーゼルモデルは2020年11月から受注がスタート。3L 直6ディーゼルターボにマイルドハイブリッド機構を組み合わせたもので、最高出力は2Lガソリンターボと同じ 21kW(300ps)、最大トルクは650N・mに達する。価格は754万円~。
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