中古車ゲートウェイ2018年モデルは国民的あの1台を勝手に認定!
2019/01/04
おいおい、新駅名は「高輪ゲートウェイ」だと!?
2020年春にJR山手線の品川駅と田町駅の間に新駅が暫定開業という形で登場する。
その名も『高輪ゲートウェイ』。
地元をはじめ、新駅名については大賛成というムードよりは、逆に「ウソだと言ってくれ」「頼むから撤回してほしい」という声の方が多いという。
2018年末の話題をかっさらっていった注目ニュースのひとつだろう。
各種報道で駅名の決定背景などについてはすでに周知のとおり。
公募によって集まった案の上位ではなく、なんと130位の駅名を採用したという。
一体、ゲートウェイって何だ?
新駅周辺が江戸の玄関口だったから……といった理由があるようだが、そもそも「ゲートウェイ」とはどんな意味なのか。
グーグルさんでちょっと調べてみた。
すると「異なる種類のコンピューターやネットワークの間に立って整合性をとる中継システム」と教えてくれた。
高輪ゲートウェイという新駅名が、そういう意味なのかはいったん置いておいて、やや強引に車に当てはめてみたところ、
「新車と中古車どちらにしようか迷っているその気持ちの狭間にスポッと入って満足値の整合性をとる中継的なモデル」ということになるか。
新車と中古車の狭間で迷う人……??
絶版スポーツカーや古めのクロカンの渋さに完全にヤラれてしまっている諸兄は、そもそも新車との狭間で迷うことなどあるまい。
逆に新車しか考えていない人は中古車には目もくれまい。
ということは、中古車ならばそこそこ年式が新しい(古くは見えない年式)モデルをベースに、『その金額出すなら、車格を少し落とせば新車もターゲットに入るんだよなぁ』という葛藤の中にいる人か。
さらに言えば、今の新車には絶対にない何かを持ち合わせているそこそこ年式が新しいモデルでなければ、迷わせるだけの魅力はないだろう。
満足値の整合性をとれるモデルとは、そうそうあるものでもなさそうだ。
そして新車か中古車かで悩んだ気持ちや条件をすべて飲み込んでくれるような寛容さも持ち合わせたモデルであることが重要なのだろう。
そんな車、あるか?
考えてみたが、ちょっと思いつかなかった。
そこで、JRにならってカーセンサー・カー・オブ・ザ・イヤー2018の結果から130位にランクインしているモデルを調べてみたところ……
ありました。
そこそこ年式が新しく今の新車にはない魅力を持ち合わせたモデルが、ちゃんと130位に鎮座しておりました。
カーセンサー・カー・オブ・ザ・イヤー2018で130位だから(?)トヨタ クラウンアスリートを中古車ゲートウェイ2018モデルとして勝手に認定!
先日発表したカーセンサー・カー・オブ・ザ・イヤー2018の130位を見てみたところ、『1個前のクラウン』であるクラウンアスリートがランクインしていた。
獲得ポイント数はイヤーカーに輝いたマツダ RX-8には遠く及ばないものの、よくよく見ればこのクラウンアスリートこそ『中古車ゲートウェイ』と呼ぶにふさわしいすべての要素を備えているモデルだった。恐るべし130位。
まず、ひとつめの要素は2000台を超える流通量。
これだけあれば、全国どこに住んでいても恐らく実車確認は可能。
中古車を選択する場合、実に選びやすい環境を整えているモデルと言える。これが流通量1000台を切ると全国各地への散らばり方が少し薄まる。
つまりそのモデルを取り扱っている販売店がお近くには存在しない可能性が高まってくるため、購入難易度がちょっぴり高まることを意味する。
さらに流通量50台未満ともなると、街でもほとんど見かけなくなるようなレベルで、品質と仕様の見極めと購入決断的な難易度が相当高まる、かなり玄人向きレアモデルと言えるのだ。
その点、流通量が2000台を誇るクラウンであれば、住まい周辺で同型車を数台見て回ってから決めることが可能という安心メリットがあるわけだ。
もうひとつは年式だ。
2012年12月発売開始し、2018年6月まで販売していたこちらのモデル。
昨年までは堂々と『現行型』を名乗っていたわけで、フレッシュさが色濃く残る、良い意味で中古車感がまだにじみ出てきていないベストポジションにあるモデルと言える。
さらに相場も憎いところを突いている。
最安値で150万円前後、ボリュームゾーンは250万~350万円あたりという分布状況で中古車平均価格は280万円強。
これを狙っている280万~300万円の予算を用意している人の場合、新車なら少し車格を落としてプリウス Sツーリングセレクション(273万2400円)、マークX 250G(291万6000円)が狙えてしまう。
また、ここまで予算が出せるならあと数万円の追加などもう誤差の範囲と割り切ってしまえるだろう。
すると、日産 エクストレイル 20Xハイブリッド(309万8520円)やスバル フォレスター アドバンス(309万9600円)、ホンダ ステップワゴン スパーダクールスピリット ホンダセンシング(305万1000円)という、予算ちょい越えで、悪路走破性や広大な室内空間、最新の予防安全システムをもつモデルも視野に入ってきてしまうのだ。
もっとパッションを! というならば、マツダ CX-8やジープ レネゲードのエントリーモデルなら狙えてしまう。
280万~300万円というのはそんなお値段なのだ。
さらに新車にはない魅力! それは奇抜なボディカラーだ!(レアだけど……)
実はこのモデルはクラウン誕生60周年目を迎えたタイミングで生産していたので、1ヵ月という期間限定で販売された記念車が存在する。
その奇抜なボディカラーまとった限定車の流通量は激レア級だが、メカ的な中身は他のクラウンと変わらない。
つまり色だけがレアであり、中古車選びの難易度は他の色のモデルとほとんど変わらないというわけだ。
もちろん新車で買える現行型のクラウンには存在しない色だけにこれは大きな魅力となる。
ということで、定番カラーの黒、白、銀も含め中古車ゲートウェイ2018モデルはクラウンアスリートとしたい。
異議なし。
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