第74回:購入時につるつるだったタイヤは交換してもらえるの!?
カテゴリー: 購入後のトラブル
タグ:
2008/09/30
Q.購入時につるつるのタイヤは交換してもらえる?
車検が2カ月残っている車を購入しました。しかし、車に詳しい友人に見てもらったところ、タイヤの状態が悪く安全のために履き替えたほうがいいとのこと。タイヤの交換の費用を販売店に請求するか、販売店で交換をしてもらうことはできますか?
逆にスリップサインが出ていなかった場合、前述した「安全に走行する」という車の基本的な性能を有していることになるので、タイヤの交換はしてもらえないでしょう。また、何となく利きが悪いも通用しません。
反対にエアコンやカーオーディオなどの快適装備の場合はそう簡単ではありません。法律上の話を厳密にすれば、車検に通っている車なら、そのまま売っても問題はありません。例えば、広告に総額80万円と出ていたけれど、実際に快適に乗ろうとすると20万円の整備が追加で必要な場合でも、車の安全性に問題がなければ法律上は違法とは言えなでしょう。「現状のまま販売するからその分安い」と前置きしているなら仕方ありませんが、そうでないなら、そのような車を買うのはあまりオススメできません。
ちなみに、ほとんどの販売店は納車前に点検を行うはずです。見積りにも「点検整備費用」「納車整備費用」などの名目で計上されています。ですから、購入時に点検の内容、例えば法定12カ月点検に準ずる整備なのかなどを確認しておきましょう。もし、法定12カ月点検に準ずる整備ならば、ブレーキの利きや足回り、エンジンルーム内などを点検してくれるので、相談のようなトラブルは起こらないはずです。
A.スリップサインが出ていれば交換してもらうことができますし、出ていなければできません
この場合、重要になってくるのが購入時、タイヤにスリップのサインが出ていたか否かということになります。結論からいうと購入時にスリップサインが出ていたとすれば、車が基本的に有する「安全に走行する」といった性能を満たしていないので、交換の要求はできると考えられます。逆にスリップサインが出ていなかった場合、前述した「安全に走行する」という車の基本的な性能を有していることになるので、タイヤの交換はしてもらえないでしょう。また、何となく利きが悪いも通用しません。
反対にエアコンやカーオーディオなどの快適装備の場合はそう簡単ではありません。法律上の話を厳密にすれば、車検に通っている車なら、そのまま売っても問題はありません。例えば、広告に総額80万円と出ていたけれど、実際に快適に乗ろうとすると20万円の整備が追加で必要な場合でも、車の安全性に問題がなければ法律上は違法とは言えなでしょう。「現状のまま販売するからその分安い」と前置きしているなら仕方ありませんが、そうでないなら、そのような車を買うのはあまりオススメできません。
ちなみに、ほとんどの販売店は納車前に点検を行うはずです。見積りにも「点検整備費用」「納車整備費用」などの名目で計上されています。ですから、購入時に点検の内容、例えば法定12カ月点検に準ずる整備なのかなどを確認しておきましょう。もし、法定12カ月点検に準ずる整備ならば、ブレーキの利きや足回り、エンジンルーム内などを点検してくれるので、相談のようなトラブルは起こらないはずです。
■ワンポイント法律用語■
法定12カ月定期点検(ほうていじゅうにかげつていきてんけん)
道路運送車両法第四十八条により自家用乗用車は1年ごとに定期点検整備を行わなければならない。点検項目については国土交通省令の「自動車点検基準」に定められており、パワステベルトやファンベルトの緩み・損傷、ブレーキの利きなど全26項目となっている日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
第74回:購入時につるつるだったタイヤは交換してもらえるの!?/渋滞ができる法律相談所