販売店へ行ったら気をつけること

1-1.行く前の準備と、行って最初の確認

欲しい車が見つかったら、いよいよ販売店へ行って実車を見るわけだが、ここでも事前に準備が必要だ。いきなり実車を確認するのではなく、まず行く前に「行ってからのために」やっておくことがある。さらに販売店に到着したら、実車チェックの前にプライスボードをまずは見るようにしよう。

行く前に注意しておきたいこと

行く前に電話をする

そもそもお目当ての車が売れてしまっていては仕方ないので、必ず行く前に電話で確認すること。同時にいつ見に行くかを伝えれば当日車を見やすい位置に出しておいてくれることが多い。またもしも当日、急に行けなくなったり遅れそうになったら、必ずお店に一本電話を入れること。これは社会人としてのマナーだ。

試乗する準備をする

試乗するなら運転免許証を忘れずに。格好も運転しやすいもので。またいつも聴いているCDなどを持って行くとオーディオの確認がしやすいはずだ。

“程度”を確認しに行くという心構えを

行く前の準備と、行って最初の確認|中古車購入ガイド

実際に車を見ると、ついその車のキズや凹みばかり探してしまう人もいるが、実車を見に行くとはそういうことではない。そもそも中古車はそれまでの使われ方や走行距離、整備によって一台一台程度が異なる。その“程度”がどんなものなのかを把握することこそが「実車チェック」なのだ。「この状態でこの価格」が自分的に納得できるかどうかを確認する作業だと言い換えてもいい。だから試乗も車の性能をチェックするのではなく、程度を確認するためのものだから、乱暴な運転は意味がない。行く前に、まずはそういう心構えに気をつけたい。

プライスボードで確認する

実車チェックの前に、まず販売店に着いたら中古車に掲げられているプライスボードを確認しよう。プライスボードは自動車公正取引協議会(公取協)の規約で表示する内容が決められている。価格以外にも走行距離や修復歴の有無などが書かれている、車の履歴書のようなものだ。

これには規定のフォーマットというものはなく、販売店によって表示方法が違ったりするが、表示内容は決まっているので、必ず内容を確認しよう。

プライスボードで確認したい10項目