▲実車確認をする際は、きず、へこみ以外にもご注意を! ▲実車確認をする際は、きず、へこみ以外にもご注意を!

外観のチェックポイント

キズやへこみなど外まわりの現状をまずは把握。またキズや凹みより、例えばドアがうまく開閉できなかったり、ウインドウにヒビが入っていたりする方が重大な問題だから、それらを見逃さないように。外から開閉できるところは開閉してみる、ウインドウやライト類にヒビがないかよく見るなどひとつひとつ、漏らさず確認しよう。

■キズや凹凸など
中古車に少々のキズは当たり前。その数よりもどこにどんなキズやへこみがあるのか確認。凹みはボディへの映り込みに歪みがあるかどうかでわかる。

■ボディの隙間
パネルとパネルの隙間が均一でない場合、パネルの交換やボディ自体が劣化で歪んだ可能性もある。走行に関係ないか、お店の人に聞いておこう。

■ドアの開閉状態
全開するかどうかはもちろん、妙な引っ掛かりがないか、閉める際に「よいしょ」と持ち上げたりしなくていいか。当然すべてのドアを開閉すること。

■リアゲートのダンパー
ミニバンやワゴン、ハッチバックなどリアゲートには、開けたらそのままの状態を維持するダンパーがある。開けた後、じわじわ下がらないか確認。

■幌の状態
オープンカーの場合、幌に穴やキズ、ほころびや雨漏りの跡がないか。また幌に付いているリアのウインドウがスリキズなどで見えにくくないかも確認。

■ウインドウの状態
大きなヒビやキズがあれば車検を通らないし、小さくても後で大きく“育って”しまうこともある。フロント、サイド、リアのすべてのウインドウを見よう。

■タイヤの減り具合
減り具合やヒビなどがないか確認。溝の減り方が左右で違ったりホイールに大きなキズがあると、ホイールバランスなどが狂っている可能性がある。

■ライトのヒビ割れ
ライトカバーにヒビ割れがないか、曇っていないか、水がたまっていないかなどをチェック。フロントだけでなくサイドやリアもひとつひとつ見るように。
 

エンジンルームのチェックポイント

試乗できなくても、エンジンルームを確認すれば、動力性能の状態をある程度は推測できる。

■エンジンの始動状態
一発でかかるか(バッテリーが上がっている場合は充電してもらおう)。エンジンが十分暖まったら、カタカタした音や不安定なうなり音がしないか確認しよう。

■オイル類の状態
各種オイル類の名前はわからなくても、それぞれの量が適切かはゲージ部分を見ればわかる。またエンジンオイルの見方はお店の人に教えておいてもらおう。

■バッテリーの状態
バッテリー液の量が適切かはオイル同様ゲージがあるのでそれを見て確認。また端子のまわりが白いカビ状になっていないか見てみよう。カビているなら液漏れの恐れがある。

■マフラーの状態
まず目で見てサビや穴がないか。またエンジンが十分暖まってから排気音や色を確認。排気の色があまりにも青白かったり黒すぎたりしないかチェックする。

■ベルト類の状態
ボンネットを開ければベルトのひとつやふたつは見えるハズ。見える範囲で構わないので、そのベルトにヒビやキズがないか見て、触って張り具合を確認。
 

text/カーセンサー編集部