▲内装の確認はただ見るだけではなく、各部を操作してみることが重要だ ▲内装の確認はただ見るだけではなく、各部を操作してみることが重要だ

内装のチェックポイント

内装の確認は、実際に車に乗り込んでみて確認を。また、ただ見るだけではなく、とにかく何でも操作してみることが大切だ。

■電動ミラーの作動
角度調節は、動作はもちろん、実際に運転席でポジションを決めてから視界に問題がないかも見ること。電動格納式の場合は開閉してみるように。

■パワーウインドウの作動
運転席側だけでなくすべてのウインドウを開閉し、引っ掛かりや異音がしないか、またどこまで開くのか(後席は全開しない車種も多い)試すこと。

■ワイパー、ウインドウウォッシャーの作動
ワイパーは動かすだけでなく段階調節も確認。ウォッシャー液も両方の穴からきちんと出るか、出ない場合ワックスなどで穴がふさがれていないか。

■クラクションの作動
鳴るか、音はどうか。時々前オーナーが音を替えているケースもある。また、例えばプジョーなどはウインカーレバーの先端にあったりするので、位置を確認。

■ボンネット、トランク、給油口の開閉
ボンネット、トランク、給油口などのオープナーは実際にすべて開けて試してみる。ワイヤーが伸びきっていると開かないこともあるからだ。

■ヘッドランプ、フォグランプの点灯
運転席に座ったらヘッドランプやフォグランプを点灯してみる。ハイビームも確認。ひとりで行う場合でも、必ず1回ずつ降りて目視すること。

■ウインカー、ハザードの点灯
これもヘッドランプ同様、左右のウインカーとハザードの点灯状態を見ること。またメーターパネル内で点灯マークがきちんと表示されるかも確認しよう。

■リアランプ、ブレーキランプの点灯
ヘッドライト点灯時にリアも点灯するか。ブレーキを踏んだときにブレーキランプがつくか。ひとりで行う場合、ブレーキペダルに荷物を置くとよい。

■室内灯の作動
室内灯はたいてい常時点灯・ドアを開けたときのみ点灯などがあるが、それぞれの状態を確認。またマップランプやバイザーのミラーランプも忘れずに。

■オーディオの作動
FM/AMラジオ、あるならCD/MD/カセットテープなどをすべて鳴らしてみること。またスイッチでアンテナが伸びるタイプは、その動作もチェックしよう。

■エアコンの作動
夏でもヒーター、冬でもクーラーの利き具合を実際に使って確認。また後席にもスイッチのある車では当然そちらの動作確認も忘れずに。

■ナビゲーションの作動
動作確認や表示状態はもちろん、リモコン付きならリモコンでも確認。またCDかDVDかHDDかなど種類もチェック。テレビ付きならテレビも見てみる。

■ステアリングの擦れ具合
使えば使うほど、テカテカ光ってしまうのがステアリングやシフトノブ。中古車だから当たり前だが、どんな状態なのかを把握しておくこと。

■シートの状態
タバコの焦げ跡や飲み物のこぼしジミ、革シートはヒビ割れなどないか。シートのヘタリ具合は、すべての座席に座って乗り心地を比べるとよくわかる。

■シートスライド、角度調節の作動
角度調節や前後スライドが問題なくできるか。もちろん、これも全席でチェック。またミニバンによくある回転機能付きシートなども実際に使ってみる。

■フロア、トランクルーム
フロアやトランクルームに汚れやシミがないか。シートが跳ね上げられる場合は跳ね上げてみて隠れているフロアも確認。さらに雨漏り跡もチェックする。

■サンルーフの開閉
きちんと全開するか、チルト機構付きならその動作も確認する。またゴム部分のヒビ割れ状態や雨漏り跡の有無、ガラス部分のヒビ割れの有無をチェック。

■幌の開閉、内側の状態
電動でも手動でもスムーズに全開するか、逆にきちんと閉められるか。また幌の内側に穴やほころびなどないか、雨漏りの跡がないか見ておくこと。
 

備品のチェックポイント

備品の有無の確認は結構忘れられがちだが、無い場合は買い揃える必要があるなど、納車後の出費がかさむ。購入時の判断材料のひとつになるだけに、忘れずにチェックしよう。

■マスターキー、スペアキーの有無
スペアキーは店内に保管されている場合もあるので、お店の人に聞いてみること。リモコン付きは集中ドアロックなどリモコン動作を試してみること。

■スペアタイヤ、車載工具の有無
トランク内などにスペアタイヤや車載工具などが揃っているか。またスペアタイヤはゴムの劣化やヒビ割れの有無、空気が抜けてないかチェックしよう。

■取扱説明書、点検記録簿の有無
点検記録簿は今までの整備状況がわかるので、必ず見てみること。取扱説明書はナビゲーションシステムやオーディオのものも揃っているか確認する。
 

text/カーセンサー編集部