盗難防止装置|自動車なんでも用語集'

盗難防止装置(とうなん・ぼうし・そうち)/[セキュリティ]

主に、専用キーに埋め込まれた電子チップのIDコードと車側のIDコードを電子的に照合し、これが一致しないとエンジンの始動を不可能にするイモビライザーのこと。通常はキーシリンダー内部とキーのカギ山が一致すれば、キーを差し込んで回せるが、この盗難防止装置が付いていればIDコードが一致しない限り、エンジンを始動できないのが特徴。

キーのIDコードは暗号化されており、複製することはほぼ不可能に近い。以前は一部の高級車などに採用される程度だったが、アメリカ・ヨーロッパなどで低価格の小型車にも装着が事実上義務づけられたこともあり、日本でも標準装備されるモデルが増加中。