パートナーシッププログラムの様子



JAF(一般社団法人日本自動車連盟)兵庫支部(西原興一郎支部長)は、9月12日(土)西宮市立甲子園浜自然環境センターにて環境学習都市にしのみやパートナーシッププログラム「クリーン作戦と甲子園浜に棲む生きもの観察」を開催しました。クリーン作戦は、JAF兵庫支部が平成24年から地域貢献活動の一環として県内各地で実施しており、今回で10回目となります。
今回の活動は、「NPO法人 海浜の自然環境を守る会」「西宮市立甲子園浜自然環境センター」の協力を得て実施しました。天候にも恵まれ、会員機関誌『JAFMate』やチラシ配布などで募集したボランティア25名の皆さんに参加いただきました。

初めに甲子園浜自然環境センターで甲子園浜の歴史と生きものについて学び、その後海岸で清掃活動を行いました。甲子園浜は昭和時代の初期にあった阪神パークや鳴尾飛行場の敷地外壁の残骸が残り、干潟、磯、砂浜の3形態が存在する希少な浜です。
清掃活動では可燃不燃合わせて45?のゴミ袋2袋分を回収しました。ゴミで多かったのは流木、ガラス瓶の破片、ビニールの切れ端、紙類などです。いずれも放置しておくと海の汚染や、鳥や魚などの生きものが飲み込んだりして被害につながります。
清掃活動の後は、磯浜で生きもの採集と観察会を行いました。つかまえた生きものは、ヤドカリ、カニ、貝、ゴカイ、魚などに分けてケースに入れ「カニのオス・メスの見分け方」「つかまえた外来種の生きものが、どのようにして日本に来たのか?」など、NPO法人 海浜の自然環境を守る会の皆さんによる説明に参加者は釘づけになっていました。

参加者からは「身近にこんな素晴らしい自然が残されていることを初めて知りました。また来たいと思います」「ゴミ拾いをした海岸には多くの生きものが棲んでおり、環境を守ることの大切さを感じました」などの感想をいただきました。