一般社団法人日本自動車連盟(JAF)徳島支部(支部長・玉置 潔)では、梅雨末期や台風の影響で集中豪雨が発生するおそれがあるため、ドライバーに対して注意を呼び掛けています。

昨年8月2日、台風12号の影響によって8月としては観測史上最多雨量を観測した徳島県。JAF徳島支部へはその日だけで、県内から238件の救援依頼がありました(前年同時期の約3.7倍に相当)。そのうち冠水によるトラブルへの救援依頼は、55件にも上りました。特に県南部および西部で多発した救援要請には、JAF徳島支部では隣県支部からの応援を受けて対応に当たりました。

JAFではホームページ上に車両冠水にかかわるユーザーテストの模様を公開しており、正しい知識と対処法を身に着けることで、万が一のトラブルに際したときでも冷静に対応するようドライバーに広く呼び掛けています。


■大雨・集中豪雨時にクルマの浸水トラブルを防ぐ主なポイント

○大雨・集中豪雨の際はなるべく運転を控える (視界や見通しが悪く危険なため、無理をしない。 )。
○周囲より低い位置にある道路(地下道、アンダーパスなど)は通らない。
※アンダーパスとは、鉄道や他の道路などの下を通過するため、周囲の道路よりも低くなっている道路のこと。
○クルマの保管場所(自宅駐車場など)の状況も確認しておく。
○比較的水深の浅い冠水路(5~10cm程度)でも慎重に(落輪の危険性、エンジンルーム等に水が入るおそれ
があり、夜間は特に注意が必要。)。

冠水、水没に関する詳しい検証結果と解説は、JAFホームページ内「JAFユーザーテスト」で紹介しています。水没の際にドアガラスを割るのに使用する脱出用ハンマーの使用方法なども含め、トラブル対応方法についても紹介していますので、ぜひご覧ください!!

<JAFユーザーテスト>
「冠水路走行テスト(セダンタイプ)」 http://ch.jafevent.jp/detail.php?id=145
「水深何cmまで運転席ドアは開くか?(セダン)」 http://ch.jafevent.jp/detail.php?id=162
「水没時、何を使えば窓が割れる?」 http://ch.jafevent.jp/detail.php?id=164

検証テストの様子
検証テストの様子