《TOKYO MIRAI JUNCTION 社会実験に向けた調査報告》プロドライバーの ネ申 回答続出!!
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2015/04/28
コミュニケーションの力で首都高の交通事故を減らす「東京スマートドライバー」プロジェクト(発起人:小山薫堂、賛同者数 約150,000人/賛同企業159社/ご当地プロジェクト37団体、以下「東京スマートドライバー」)では、一般ドライバーが考える交通事故の5大原因*による影響に対する安全対策を120人のプロドライバーにアンケート調査を実施いたしました。
この調査から判明した安全対策法をゴールデンウィークの5月5日(火・祝)に交通事故ゼロを目指して開催する史上最大の社会実験「TOKYO MIRAI JUNCTION」の中で実践し、首都高を走る車に呼びかけます。
5大事故原因である、①眠気・疲労(睡眠不足など)②考え事・注意散漫・脇見③不慣れ・道がわからない(出口が分からないなど)④イライラ・ストレス(渋滞、焦り、など)⑤運転環境の変化による影響(悪天候、路面の悪化など)それぞれに対するプロドライバーの意識調査結果から浮き彫りになった安全対策のトピックス6箇条は以下のとおりです。
*2012~2014年東京スマートドライバー、東京スマートライダー浸透把握調査内「安全運転に対する意識調査」にてソフト的要因として、上位となった項目5項目
<大切な人を想う気持ちは何事にも勝るお守り>
①「眠気・疲労」の予防・解消策の「一旦停止し、家族に電話をする」という設問に対して、実践している人は約1割、やったことはないけれど効果があると思うと考える人は半数以上でした。そして個別回答では、「子供の写真をダッシュボードに置く。これに勝るアイテムはありません」といった意見、そして④「イライラ・ストレス」の予防・解消策の個別回答でも「イライラを感じた時は子供の笑顔を思い浮かべる」「家に帰ると家族に会えるということを考えるとイライラも解消される」等、大切な人のことを思う気持ちにで安全運転を意識するという意見がありました。恥ずかしがりやの日本人らしく電話の実践はなかなかやりにくいかもしれませんが、大切な人のことを考えるだけでも、安全運転で帰ろう、という意識をもつことに自然に繋がりそうですね。
<どんなときも休憩を忘れるべからず!>
①「眠気・疲労」の予防・解消策として2位の87.5%、 ④「イライラ・ストレス」の予防・解消策として1位の73.3%と、多くのドライバーが実践していることは「PAで休憩をする」という行動でした。個別回答に上がっている休憩の仕方としては、仮眠を取るという意見は約5人にひとりと設問に上がっていないにもかかわらず、多くの実践者がいることが明らかになりました。その他、ストレッチやマッサージを行うという意見も見受けられました。
<考え事はしない!集中!集中!>
②「考え事・注意散漫・脇見」の予防・解消策は、細かい設問に対しては、目立った実践例が出てきませんでした。しかし、個別回答を見ると、「とにかく運転に集中すること」「緊張感を持ち、真剣に運転すること」「プロであれば、運転中は運転に専念するはず。そうでなければ運転してはいけない」などの、プロ精神あふれた回答が続出。何か別のことで工夫を凝らすよりも、とにかく運転に専念することが、事故防止への近道の様です。
<事前の準備を怠らない>
プロドライバーは運転の前から事前の準備を怠りませんでした。③「不慣れ・道がわからない」の予防・解消策として、「事前にルートを確認しておく」という回答が最も多く、実践している割合は96.7%、⑤「運転環境の変化による影響」の予防・解消策でも、「天候を常にチェックしておき、悪天候時には特に注意して運転する」という設問にも、実践している割合が92.5%とほとんどの人が事前の準備を行っていることがわかりました。
更に個別回答では、「仕事の前日はお酒も少量に抑え、食事や魚や野菜など健康に気をつかい、睡眠は十分にとるよう心掛けている」「渋滞するポイントも事前に調べておくことで回避してる」などの意見もありました。
<プロはあきらめでイライラ防止!!プロドライバーは日本人の美徳を兼ね備えている!? >
④「イライラ・ストレス」の予防・解消策のなかで、 「“お先にどうぞ”という意識を持ち続ける」「譲る心を持つ」「イライラしてもいいことがないので、イライラしない」「混雑は当然のことなのでイライラしない」など日本人の美徳とされる「譲り合いの精神」を感じる個別回答が多くみられました。
イライラしてもしょうがない!と割り切ることで、余裕のある運転ができ安全に繋がるのかもしれません。
<音楽は運転と親密な関係>
④イライラ・ストレスの対策として約9割がお気に入りの音楽をかけることに、約7割がヒーリング音楽を聞くことに効果があると思うと回答、更に、渋滞にはまったら大きな声で歌う。という対策を実践している人も3人にひとりと多くの人が音楽のちからを安全運転のために役立てている様です。⑤運転環境の変化による影響の項目では、「景色が単調な道では、眠くならないよう音楽をかけるなど防止策をとる」という行動を実践している人が8割を超える多数意見となりました。音楽は運転中に重要な役目を果たしている様です。
《 ネ申回答集》心で運転するスマートドライバーの神回答を一部ご紹介致します。(自由回答より抜粋)
・運転手の顔を見ます。色んな表情を見て、このドライバーは車線変更するだろうな~とか、
怒っているのかな?とか乱暴な運転しそうだな~とか、ある意味危険予知運転をしてます。
(プロ歴10年以上/首都高利用 ほぼ毎日)
・センターラインなど、等間隔に設置してある物を注視しない。
(プロ歴10年以上/首都高利用 週に数回)
・鼻毛を抜いた。抜く毛がある場合、効果あります。(プロ歴20年以上/首都高利用 ほぼ毎日)
・プロであれば運転中は運転に専念するはず。そうでなければ運転してはいけない。
(プロ歴20年以上/首都高利用 ほぼ毎日)
・左右ミラー、ウインドウの視線移動(動体視力トレーニング)。
(プロ歴10年以上/首都高利用 ほぼ毎日)
・日中でも暗くなったら、早めにライトを点灯し、自分の車を他の車に知らせる/
ウインカーやハザードランプなど早めにつける/周囲をイライラさせるような運転はしない
(プロ歴20年以上/首都高利用 週に数回)
・タイヤの音や路面状況をチェックしたり、空の具合も見ながら運転をする。
(プロ歴10年以上/首都高利用 週に数回)
※その他調査データの詳細は以下のページをご参照ください。
《 「TOKYO MIRAI JUNCTION」概要》
「東京の道を世界で一番やさしい道へ」というキーワードを掲げ、東京に暮らす多様な人、企業、団体が意見を交わし、より良い未来を作るための場として、交通量の増えるゴールデンウィークの5月5日(火・祝)9時~18時の間、首都高速道路内での交通事故件数ゼロを目指す史上最大の社会実験です。
当日は、大橋ジャンクションで開会式をした後、東京スマートドライバーのシンボル“褒めるパトカー・ホメパト”によるパトロール、銀座柳まつり「交通安全ゴールデンパレード」への参加、賛同企業とのコラボレーションで展開する各種交通安全実験など、様々な取り組みが行われます。
【URL】http://www.smartdriver.jp/tmj/
《 東京スマートドライバー 》とは
コミュニケーションの力で首都高速道路の事故を減らす市民主体型交通安全プロジェクトです。首都高の現状を広く伝えるために“気付きのきっかけ”を発信し、ドライバー同士のコミュニケーションを促進することで、首都高の事故を減らす“ソーシャルブランド”として2007年8月にキックオフしました。
【調査概要】
■調査名:プロドライバー120人に聞きました。首都高を安全に走るためのコツ
■調査方法:郵送調査
■調査対象:プロドライバー120名 内訳:佐川急便株式会社(運送)35名/株式会社光星運輸(運送)
20名/株式会社プラウド(運送)30名/東京無線共同組合(旅客)35名
■調査期間:4月3日〜4月16日まで