JAF(一般社団法人日本自動車連盟)は、紙谷孝則医師団長(全日本ラリー選手権第1戦)他2名の講師の協力のもと、9月21日(日)に京都工芸繊維大学(京都市左京区)において、ラリー競技でのレスキューマーシャルのスキルアップを目的に救急活動訓練を開催し、約60名のラリー競技関係者等が受講しました。
救急活動訓練の様子



訓練内容は、ラリー競技中の事故により負傷したドライバーを救出する訓練で、4月に佐賀県唐津市で第1回目が行われ、今回が2回目となります。
訓練には実際に競技出場している車両2台を使用し、グループに分かれ、1台は装具を使用してチームで、もう1台は1人で救出する、という2種類の訓練を行いました。
救出のポイントは、頚椎(首の骨)と脊椎(背骨)を固定し、事故でダメージを受けた身体にさらにダメージを与えないことが重要です。
危険が伴うモータースポーツでは、規則についても安全を最重視したうえで作成され、安全装備も日々進歩しています。

JAFは国内はもとより、タイ王国でも救出訓練講習を開催し、国際的なモータースポーツの振興に努めています。

※参考:JAFニュース「アジア諸国のモータースポーツ振興を支援、タイにてレース競技中の事故発生時における救出訓練を実施」
http://www.jaf.or.jp/profile/news/file/2014_33.htm