【JAF福岡】あの事故から8年「飲酒状態でハンドルを握る危険」を体験・検証する交通安全講習会を初開催しました
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2014/09/03
JAF福岡支部は平成26年8月25日、東福岡自動車学校(福岡市)にて飲酒運転事故防止を目的とする交通安全講習会を開催しました。
一般社団法人 日本自動車連盟(JAF)福岡支部(支部長 長谷川 靖則)は8月25日(月)、東福岡自動車学校(福岡市)にて「飲酒事故防止センスアップ講習会」を開催しました(共催:福岡県東警察署,東福岡自動車学校、協力:キリンビールマーケティング株式会社福岡支社,株式会社電脳)。
これは、飲酒運転による事故防止を目的に、実際にアルコールを摂取して「飲酒が運転に与える影響とその危険性」を検証する交通安全講習会で、海の中道大橋(福岡市)で飲酒運転により幼児3人が亡くなった事故から8年を迎える日に開催したものです。
20代から70代までの13名が参加し、まず飲酒をしていない状態で簡単な筆記作業・運転時の反応速度の測定等を行い、通常時の判断・処理能力や運動能力を確認しました。次に昼食とともにアルコールを摂取し、アルコール検知器により呼気中のアルコール濃度を計測した後、再び飲酒前と同じ作業を行いました。
その結果、多くの参加者において、飲酒後に次のような変化が見られました。
1 同じ文字を早くたくさん書く作業:書くスピードは速くなったが、明らかに筆跡が乱雑となった
2 反応速度・操作:反応速度が遅くなり、全体的に操作が不正確になった
3 運転体験:全般的に判断ミスや操作の遅れがみられ、特に複雑な操作において顕著だった
講習会終了後、参加者からは「飲酒後の機能低下は予想以上で驚きました」「アルコールが抜けるまでの経過時間がこれほど長いとは思いませんでした。」等の感想が聞かれました。
同支部では、今後もこのような講習会の開催やハンドルキーパー運動の推進、飲酒事故防止をはじめとする交通安全啓発に力を注いでまいります。
なお、講習会の様子や検証事例はJAFホームページ地域情報「ようこそJAF福岡」でご確認いただけます。
http://jafevent.jp/event_info/area_info/report.php?From=detail&contribution_id=80450