ヴァレオジャパン、つくばテクノセンター内に自動運転車のテストエリアを新設
カテゴリー: パーツ関連ニュース
タグ:
2016/02/12
つくばテクノセンターは、ヴァレオのコンフォート&ドライビングアシスタンスビジネスグループの研究開発センターです。従来はトップコラムモジュールや各種スイッチの設計、試作、実験、量産化を担ってきましたが、運転支援や自動運転技術への開発ニーズの高まりに応えるために、つくばテクノセンター内に自動運転車のテストエリアを新たに設けました。
ヴァレオは日本で運転支援・自動運転の研究開発用のデモカー4台を所有しており、5台目を今春導入予定です。これらのデモカーには、自動駐車システムやレーサースキャナー、サイドミラーをカメラに置き換えるサイトストリームカメラモニタリングシステムなどを搭載し、運転支援や自動運転のテストを行っています。これまではつくばテクノセンターの空きスペースなどで試験を行ってきましたが、専用のテストエリアを設けることで走行条件を一定に保つことができ、正確なデータが取れるようになります。テストエリアの面積は約2000平方メートルで、2015年11月に着工し、2016年1月末に工事が完了しました。
また、これに伴い、人員面でも日本における運転支援・自動運転の研究開発体制を強化します。ヴァレオは現在、日本では全部門合わせて約550名のエンジニアを擁しており、このうち約20名が運転支援・自動運転の研究開発に携わっていますが、2018年までにこの部門のエンジニアを40名に倍増する計画です。
株式会社ヴァレオジャパン取締役・コンフォート&ドライビングアシスタンス ジャパン・アセアン事業部長の秋山勝司は、「ヴァレオは、直観的なドライビングに貢献するテクノロジーを開発しており、運転支援・自動運転の分野でのグローバルなキープレーヤーの一社です。このたび、つくばテクノセンターに自動運転車のテストエリアを設けることで、日本のカーメーカーのニーズに迅速に対応するとともに、日本の交通事情に適した運転支援・自動運転の技術開発を加速させていきます」と語りました。
自動車部品サプライヤーであるヴァレオは、世界の全自動車メーカーのパートナーです。高い技術力を持つヴァレオは、CO2 排出量の削減と直観的なドライビングの発展に貢献する革新的な製品とシステムを提供します。2014年度のヴァレオグループの売上高は約127億ユーロであり、OEM売上の10%以上を研究開発に投資しました。ヴァレオは、30カ国に135カ所の工場、16カ所の研究センター、35カ所の開発センター、15カ所の物流センターを構え、約82,700人の従業員を擁しています。ヴァレオはパリ証券取引所に上場しており、CAC40指数に採用されています。
ヴァレオの日本における歩みは、1985年12月の日本法人設立から始まりました。現在、(株)ヴァレオジャパン、ヴァレオユニシアトランスミッション(株)(合弁会社)からなる日本のヴァレオグループ2社は、日本国内に9カ所の生産拠点、3カ所の研究開発センターを構え、約2,800人の従業員を擁しています。また、ヴァレオは自動車用ランプ事業において市光工業(株)と事業提携し、日本におけるアフターマーケット製品の販売においてPIAA(株)とビジネスパートナーシップを締結しています。
本 社: 東京都渋谷区元代々木町30-13
事業所: 本社(代々木)、江南工場(埼玉)、邑楽工場(群馬)、安中工場(群馬)、九州工場(福岡)、
中津工場(大分)、CJP RO/IVN本部(大森町)、つくばテクノセンター(茨城)、茨城工場(茨城)、
城南工場(茨城)、秋田工場(秋田)、豊田営業所(愛知)、広島営業所(広島) 、
浜松営業所(静岡)、 宇都宮オフィス(栃木)
代表者: 代表取締役社長 齋藤 隆次
資本金: 91億円
従業員数: 約2600名
事業内容: 自動車関連システムおよび部品の研究開発、製造、販売
所在地 :〒305-0842 茨城県つくば市柳橋104-2
設立: 1961年5月
敷地面積:38,800m2
従業員数:152名