ドイツ. ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:オリバー・ブルーメ)は、4月19日から開催された上海モーターショー2017で、アジア市場向けのニューモデル5車種を発表します。特に注目すべきは、アジアプレミアとなるパナメーラ スポーツツーリスモです。4ドアスポーツモデルの新たなバリエーションとして登場するこのニューモデルは最高出力404 kW(550 PS)を発生し、見紛うことの無いデザインと優れた実用性を兼ね備えつつ、ラグジュアリーセグメントにさらなる多用途性をもたらします。2つ目の革新的なニューモデルは、ポルシェ パナメーラ ターボ S E-ハイブリッドです。最高出力が500 kW(680 PS)に達する世界で最もパワフルなハイブリッドサルーンが中国市場に姿を見せます。中国で販売されるのは、ロングホイールベースと優れたラグジュアリー性を特徴とするエグゼクティブ仕様となります。そして3つ目のニューモデルは、中国市場のみに投入されるロングホイールベースを採用した後輪駆動の新たなスタンダードモデル、パナメーラ エグゼクティブ(最高出力243 kW/330 PS)です。ポルシェAGの取締役会会長を務めるオリバー・ブルーメは、上海において「このモデルは、ポルシェにとって中国市場がいかに重要であるかを強くアピールするためのものです」と述べています。このほか、ニュー911 GTSモデルと911 GT3もアジアで初公開されます。

さらにブルーメは、「2016年の車両販売台数が65,000台を上回ったことで、中国は再びポルシェ最大の個別市場という位置づけになりました。パナメーラ スポーツツーリスモのようなニューモデルは、こうした成功を今後も続けることができるという自信を私達に与えてくれます。」と続けています。

新たに誕生:ポルシェ クラブ チャイナおよびポルシェ モータースポーツ アジア・パシフィック
ポルシェは、中国におけるカスタマーサポートネットワークの拡大を図る中で、モーターショーの開幕時にポルシェ クラブ チャイナとポルシェ モータースポーツ アジア・パシフィックの立ち上げを発表します。このクラブは、250以上の民間団体をメンバーとする統括組織であり、これらの団体がポルシェの国際的なイベントのほか、メンバー限定のサービスや様々なスポーツイベントへの参加機会を提供しています。また、ポルシェ モータースポーツ アジア・パシフィックは、GTモデルでレースに出場するカスタマーと生産工場とを結ぶ窓口になります。開催15周年を迎えたポルシェ カレラカップ アジアでは、10カ国から集まった26台のマシンがバトルを繰り広げます。約200万人が観戦するこのワンメイクシリーズは、この地域で最も高い人気を誇る選手権レースです。

中国で成長を続けるポルシェ
2016年、中国は2年連続でポルシェにとって最大のマーケットとなり、売上げが12%上昇しました。この結果、同国におけるポルシェの販売台数は65,246台となっています。2ドアスポーツモデルの人気が次第に高まりつつあることから、911の販売台数も前年比で11%の伸びを示しています。特に中国の若い顧客は、その多くが、昨年リリースされた718ボクスターや718ケイマンを選んでいます。また、マカンは22%の伸びとなっており、販売台数は 34,015台を記録しました。これは中国におけるポルシェの総販売台数の半数以上を占めています。また、カイエンの販売台数は5.5%増加しました。