カローラ▲1966年の誕生以来、世界での累計販売台数が5000万台を超えたカローラ。今回はカローラ(右奥)、カローラツーリング(左手前)、カローラスポーツ(中央)が改良された

安全機能のアップデートとパワートレイン改良

トヨタは10月3日にカローラ、カローラツーリング、カローラスポーツを改良し、同日に発売した。

税込み価格はカローラが199万~299.8万円、カローラツーリングが207万~304.8万円、カローラスポーツが220万~289万円。

今回の改良ではハイブリッド車の電動モジュールが刷新され、軽やかな発進と伸びやかな加速を実現。
 

カローラ▲電動モジュールが一新されたハイブリッド車のシステム出力は140psで、最も良好なモデルはWLTCモード燃費で30.2km/Lをマークしている

ガソリン車には優れた燃費の新世代ダイナミックフォース・エンジンが搭載された。排気量はカローラとカローラツーリングが1.5L、カローラスポーツが2L。
 

カローラ▲カローラとカローラツーリングのガソリン車には1.5L直3エンジンを新搭載。スペックは120ps/145N・mで、WLTCモード燃費は19.4km/L

プリクラッシュ・セーフティでは、右折時の対向直進車と右左折時の横断歩行者も検知対象に加わった。

また、リスクを先読みして歩行者や自転車に近づきすぎないよう、ステアリングとブレーキ操作をサポートするプロアクティブ・ドライビング・アシストが追加された。
 

カローラ▲外観ではヘッドランプやバンパー内グリル、一部ボディカラーが変更された

内装には、コネクティッドナビ対応の8インチ画面付きオーディオ、10.5インチの画面付きオーディオPlus(車載ナビ付き)を設定。Apple CarPlayはワイヤレスでの接続が可能になった。

タブレットなどのモバイルが使える車内Wi-Fiもオプション設定。
 

カローラ▲コネクティッドナビ対応オーディオの画面サイズが見直されたコックピット。Apple CarPlayはワイヤレス接続が可能になり、車内Wi-Fiもオプションで用意されている

一部グレードを除き、前方ドライブレコーダーとバックガイドモニターが標準装備され、録画機能付きバックガイドモニターもオプション設定された。

なお、4月に世界初公開、6月に日本仕様が発表されたGRカローラは生産の都合によって計画が変更され、今年冬頃に抽選予約受付が始まって2023年の年初から台数限定で販売される。
 

カローラ▲秋頃に発売が予定されていたGRカローラは生産の都合で冬頃からの抽選予約受付&台数限定販売に変更(写真はプロトタイプ)
文/マガジンX編集部、写真/トヨタ