トヨタ ハリアー(現行型)▲2022年のマイナーチェンジに合わせて、待望のPHEVモデルがラインナップに追加された。

人気のSUVトヨタ ハリアーにエコな時代に合わせたPHEVモデルが登場!

1997年の登場以来、都会とフィールドをつなぎ合わせるスポーティなルックスが、幅広い層から人気のトヨタ ハリアー。

2020年のフルモデルチェンジでよりアーバンでスタイリッシュなSUVとして進化した4代目には、22年10月のマイナーチェンジに合わせて待望のプラグインハイブリッド(PHEV)モデルが登場しました。

このハリアーのPHEVモデルについてガソリンモデルとの違いや、現在の中古車相場などを解説していきます。
 

▼検索条件

トヨタ ハリアー(4代目) × 2.5 プラグインハイブリッド Z E-Four 4WD × 全国
 

【比較】ハリアー(4代目)のPHEVモデルとガソリンモデルの違いとは?

2Lと2.5Lと2サイズのエンジンとハイブリッドを搭載したモデルに加え、FFと4WDの異なる駆動形式など、幅広いラインナップがあるのもハリアーの魅力のひとつ。

これまでガソリンとハイブリッドのみだったハリアーですが、この4代目から外部充電が可能なプラグインハイブリッド(PHEV)モデルが追加設定されました。

ハリアーのPHEVモデルは上位グレードである「Z」の最上位に位置する「プラグインハイブリッド Z E-Four 4WD」というグレード名称。パワートレインは2.5Lにプラグインハイブリッドを組み合わせいます。

PHEVよりも先にハイブリッドモデルがラインナップされていましたが、ハリアーで外部給電できるのはこの「プラグインハイブリッド Z E-Four 4WD」のみとなっています。

車重は2225kgとハリアーの中でも最重量となっていますが、それを感じさせない力強い走りが魅力。駆動形式はモーターを使用する四輪駆動のE-Fourのみの設定で、モーターならではの低速でのトルク感をより味わうことができます。
 

 

【デザイン】PHEVモデルならではの先進的なデザイン

ハリアー(現行型)▲高品質のレザーを使ったインテリアは専用設定カラーを採用。

4代目のハリアーは、流線的なクーペラインのようなグラマラスなエクステリアが特徴。22年のマイナーチェンジでは、グレーメタリックを含む4カラーが新たに外板色に追加されました。

PHEVモデルの「プラグインハイブリッド Z E-Four 4WD」には、専用設計のフロントグリルを装着。よりシャープで洗練されたイメージに仕上げられています。

対照的に、本革を使用したシックなインテリアは、深いレッドとのツートーン仕様で、シャープでアーバンな仕上がりになっているのが特徴。

乗馬用のくらをイメージしたセンターコンソールは厚手のレザーを採用しており、高さと幅をもたせることで革本来のもつ自然な造形を生かしたデザインとなっています。
 

ハリアー(現行型)▲燃費やEV走行比率、オーディオ情報などを、簡単操作で切り替えが可能だ

「Zレザーパッケージ」などに標準装備されている12.3インチTFTカラーメーター+マルチインフォメーションディスプレイは、視認性バツグン。

車両の状態やルートなどの最新情報をわかりやすく表示しドライバーをサポートします。
 

 

【走行性能】PHEVならではの抜群な燃費と走り

ハリアー(現行型) ▲ハイブリッドモデルより、強力なフロントモーターを採用し、より力強い走りを楽しめるはずだ(写真は「Zレザーパッケージ」)

エンジンはハイブリッドモデルと共通の直列4気筒2.5Lながら、フロントには最高出力182ps(134kW)を発揮するハイパワーなモーターを採用。その鋭い加速と安定感のある走りはフィーリングも良く、高速の合流など、ちょっとした動作でもこれまで以上にドライブの楽しさを感じることができるでしょう。
 

ハリアー(現行型) ▲ハリアーのPHEVモデルの充電は普通充電のみ。急速充電器の混雑緩和などを考慮し急速充電が非対応となっている

EVモードでの航続距離は93km(WLTCモード)あり、通勤やちょっとした買い物に出かけるだけなら、毎日のように充電する必要はないでしょう。WLTCモードでの燃費は20.5km/L。ミドルクラスのSUVとしては、十分な数値を記録しています。

満充電にかかる時間は家庭用の100Vで最長約33時間。200Vの場合は約5時間30分なので、夜間など寝ている間に充電するのが現実的な使い方でしょう。
 

 

【ボディサイズ】日本の道路条件にピタッとはまるサイズ感

ハリアー(現行型) ▲幅広いグレードをラインナップするハリアーだが、車体はすべて同じサイズとなっている。(写真はハイブリッド2WDモデル)

ハイブリッドやPHEVなど、搭載されたパワートレインによって車重は変わるものの、車体サイズは共通となっているのがハリアーの特徴のひとつ。

1855mmの車幅と4740mmの全長ながら、視界の高いドライビングポジションは、車両感覚もつかみやすく駐車場などのコンパクトな場所でも運転しやすい印象です。

ただ、1855mmの全幅は、マンションなどに多いピット型機械式駐車場には対応しているものの、旧式のエレベータータイプの駐車場では、入庫できないこともあります。
 

 

【中古車相場】新車価格より高いが即納物件あり

2023年5月末時点の中古車流通台数は20台以下と少なく、価格も新車の車両本体価格の620万円よりも10万円から40万円ほど高い物件が大半を占めています。中には新車価格より100万円以上のプライスがつく物件もあります。

車体のカラーは、プラチナホワイトパールマイカやプレシャスブラックパールなどの人気色のみで、センシュアルレッドマイカなどの個性的な色は見つけにくい状況です。

ただ、多くの車両は走行距離が5000km以下と短い新車同様のコンディションばかりなので、新車を検討している人もぜひチェックをしてみてください。
 

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トヨタ ハリアー(4代目) × 2.5 プラグインハイブリッド Z E-Four 4WD × 全国

※記事内の情報は2023年5月21日時点のものです。
 

文/高梨達徳 写真/トヨタ
高梨達徳(たかなしたつのり)

編集・ライター

高梨達徳

乗り物から食べ物までなんでも手を出す雑食系フリーランス。バイクやクルマ、自転車などの乗り物系編集部の出身ながら、運転技術は中の下をキープ。釣りやキャンプなどアウトドアを趣味としているので、アスファルトよりもドロまみれな遊びが得意。愛車はトヨタ タコマとヤマハ WR250R。
 

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