納車待ちしなくていい! スズキ ジムニー(現行型)の中古車市場は今、どうなっているのか?
2021/09/27
老若男女を問わず人気の軽クロカン
圧倒的なクロカン性能に加え、軽自動車ならではの維持費の安さや取り回しの良さなどで、絶大なる人気を誇るジムニー。
SUVとアウトドアのブームが折り重なるさなか、2018年7月に登場した現行型は、レトロ風味な四角いボディやタフなギア感といったギミックも相まって、老若男女を問わず、幅広い層からの支持を獲得している。
しかし、あまりの人気に新車の供給が間に合わないという問題が発生。登場当初からバックオーダーを抱える状態が続いていた。
しかも、それにコロナ禍や半導体不足などが追い打ちをかけるかたちとなり、いまだに納車が1年先になるケースもあるという。
届出済未使用車の流通量が豊富
1年待つか、諦めて別の車にするか。気に入った車がすぐ手に入らない現状は、特に愛車の車検が迫っていたり、調子が悪くて早急な買い替えが必要だったりする人にとっては、深刻な問題だろう。
だが、そうした新車を取り巻く悩ましい状況とは裏腹に、中古車市場には順調に現行型の物件が流通中。納車待ち回避の秘策としての存在感がどんどん高まっている。
中古車流通量のグラフからもわかるとおり、昨年後半からの急増傾向にはブレーキがかかりつつある。2021年4月に最高台数を出したものの、その後は下降気味だ。とはいえ、月間の延べ掲載台数は1000台以上の高水準をキープしている。
日によって多少の増減はあるが、コンスタントに物件がカーセンサーnetに掲載されているので、こまめなチェックを推奨したい。
しかも、そのほとんどが走行距離1000km未満の登録済未使用車のため、物件の状態にバラツキがないと考えて良いだろう。
中古車の平均価格は220万円前後と、決して安くはない。だが、240万円の水準に到達しプレミアム相場となっていた昨年に比べると、落ち着きを見せ始めているようだ。
新車の支払総額とそれほど変わらない予算200万円圏内にも、物件が出没するようになってきたのもグッドニュースだ。
しかし、新車の納車待ち回避組の動向いかんでは、いつ相場が跳ね上がってもおかしくない状況ではある。
「時は金なり」。早急に現行型ジムニーを手に入れたいなら、相場下落を待つのではなく、早めにアクションすることをオススメしたい。
▼検索条件
スズキ ジムニー(現行型)×全国車両本体価格200万円なら上級グレードも射程内
「時は金なり」で即時納車を優先するとはいえ、予算の上限を撤廃するわけにもいかないのが現実だ。
できるだけ出費を抑えたいなら、車両本体価格200万円圏内の物件に狙いを定めるのが、現時点での唯一の作戦と言える。
それでも、エントリーグレードのXGだけでなく、キーレスプッシュスタートシステムや電動格納式ドアミラー、ラゲッジボックスなど快適&人気装備を充実させた中間グレードのXLも狙えるのがうれしい。
ただし、台数が少ないうえにMT車の割合が高いため、選択肢はかなり絞られてくるのは覚悟しておこう。
▼検索条件
スズキ ジムニー(現行型)×車両本体価格200万円以下 ×XGグレード ×XLグレード ×全国AT車一択なら、車両本体価格200万~250万円までを想定するのが正解。決して安いとは言えないが、安全装備から快適装備までフルに備えた最上級グレードのXCが視界に入ってくるのが◎。
軽自動車で200万円以上と聞くと腰が引けそうだが、XCの新車時価格は170万円オーバーだ。それに税金や手数料などの諸費用が加わるため、予算220万円以下で中古車が手に入れば、新車購入との差額はそれほど大きくはない。ナビなどのオプションが装着された物件なら、その差はさらに縮まってくる。
▼検索条件
スズキ ジムニー(現行型)×車両本体価格200万~250万円 ×XCグレード ×全国もし、現行型ジムニーを手に入れてカスタムしたいと考えているなら、好みのスタイルに仕上がっていたり、欲しいパーツがすでに装着されていたりする中古車を手に入れるという手もある。
現状でもリフトアップ系を中心にカスタム済み物件が出回っているので、チェックしてみてはいかがだろうか。
理想型に仕上がった物件が見つかれば、納車待ちだけでなくカスタムする時間も節約できるぞ!
▼検索条件
スズキ ジムニー(現行型)×全国※記事内の情報は2021年9月22日時点のものです。