中古車平均価格が最安値更新中のトヨタ ヴォクシー(現行型)。200万円切りも視野に入る今、低予算で購入できるファミリーミニバンを狙え!
2021/09/20
“男前”キャラで人気を確立したミニバン
人気モデルがしのぎを削る5ナンバーサイズの箱形ミニバンカテゴリーにおいて、訴求する迫力と精悍さを兼ね備えた“男前”なキャラクターを武器に、2001年の初代デビューから確固たるポジションをキープし続けているヴォクシー。
さらに、メッキパーツやエアロパーツで迫力を強化した煌(きらめき)シリーズは、非カタログモデルの特別仕様車ながら大ヒットを記録。
ファミリーカー色の濃い5ナンバーサイズ箱形ミニバン界にあって、ヴォクシーの個性的なキャラクターを一層強固なものとした。
2014年1月に登場したシリーズ3代目となる現行型も、従来の“男前”スタイルを踏襲。ヴォクシーらしい押し出し感を残しつつ、都会的な大人の雰囲気漂うデザインが採用されているのが特徴だ。
2Lガソリン車に加えて、1.8Lハイブリッド車がラインナップされているのも大きな変化のひとつ。
また、インテリジェントパークアシストやワンタッチスイッチ付きパワースライドドア、7人乗り仕様の2列目超ロングスライドキャプテンシートなど、ミニバンユーザーのニーズに応える装備が充実しているのも魅力だろう。
トヨタ ヴォクシー(現行型)の現在の中古車相場は?
そんな現行型も登場からすでに7年目に突入しており、中古車流通量はおよそ4000台と潤沢。以下のグラフが示すとおり、順調に増加傾向にある。
相場の下落スピードは緩やかなものの、中古車平均価格は200万円切りに向かって着実に下がっている。
新車の本体価格は、一番安い2Lガソリン車でも280万円以上、1.8Lハイブリッド車は330万円オーバーとなるため、中古車の平均価格である200万円以下の予算でゲットできれば、確実にお得感を味わえるということだ。
低予算重視なら前期型2.0 ZS狙いが◎
前期型×車両本体価格150万円
お得感ある物件を選びやすい状況が整ってきた今、ターゲットとして注目なのが2017年6月までの前期型。
2Lガソリン車なら、予算150万円で走行距離5万km前後の修復歴のない物件が射程圏内に入ってくる。
選択肢は多少狭まるものの、エアロパーツをまとう人気グレードのZSが狙えるのもグッド。低予算でお得を最大化しつつ、ヴォクシーらしい“男前”なモデルを手に入れるなら前期型の2.0 ZSに狙いを定めるべし。
▼検索条件
トヨタ ヴォクシー(下限なし~2017年)×車両本体価格150万円以下 ×ZS ×全国低走行のハイブリッド狙いなら
ハイブリッドV×車両本体価格180万円以下
現行型から設定された1.8Lハイブリッド車にこだわるなら、できれば車両本体価格180万円程度は用意したい。こちらもターゲットは前期型。選択肢的には、最初期の上級グレードにあたる1.8ハイブリッドVが多めだ。
予算を上げれば、走行距離5万km以下の低走行車が視界に入ってくるのもうれしい。
じっくり探せる時間があるなら、ここは大胆に、180万円を予算の上限に設定して、網を張ってみるのもいいだろう。
▼検索条件
トヨタ ヴォクシー(下限なし~2017年)×車両本体価格180万円以下 ×ハイブリッドV ×全国予算200万円で人気の煌を狙う手もあり!
最後に、特別仕様車の煌シリーズを見てみよう。
2021年9月現在、現行型ではエアロパーツをまとった上級グレードのZSをベースに3度、煌が設定されている。
一番人気のグレードだけあり、中古車の流通量は2000台超と豊富だ。しかも、2014年11月に登場した第1弾を中心に、予算150万円で狙える物件も出回り始めている。
しかし、150万円圏内の「煌」は、走行距離10万km前後の2Lガソリン車がほとんど。 物件の状態や選択肢を考えると、予算200万円は欲しいところだ。
予算200万円あれば、走行距離5万km前後の物件が射程圏内に入るだけでなく、2016年7月に登場した「煌Ⅱ」の2Lガソリン車も選択肢に加わるぞ。