ついに来た!走れて快適 現行型オデッセイの買い時
2016/08/03
ミニバントップクラスの走りと居住性を併せ持つオデッセイの相場についに変化が
2013年11月に登場した現行型オデッセイ。1994年にデビューした初代から数えて5代目となるホンダ製ミニバンの代表選手です。現行型のポイントは、オデッセイ史上初となる両側スライドドアを採用したところ。さらに、2016年2月に待望のハイブリッド車が追加されたことも、20年以上続く同車の長い歴史において革新的な出来事でしょう。
そんな現行型オデッセイがここへ来て、中古車としての魅力もググッとアップしてきています。きっかけはズバリ、ハイブリッド車が追加されたこと。長らく流通量の伸び悩み&相場の高値安定が続いていた現行型オデッセイの中古車相場ですが、ちょうどハイブリッド車が追加された2ヵ月後の今年4月から、流通量が増加傾向に。併せて、相場の平均価格も急激に下がり始めました。
ここで今一度、現行型オデッセイについておさらいしておきましょう。いかにも“走りがよさそう”な低いフォルム&スポーティなスタイルで、オデッセイを一躍大ヒットモデルに押し上げた3代目と、そのコンセプトをしっかり受け継いだ旧型(4代目)から、大きく進化したのが現行型です。
先に挙げた両側スライドドアをはじめ、ステップの高さを旧型より60mm下げたり、同クラスミニバンのライバルであるトヨタ エスティマ(現行型)より室内高を70mm高くするなど、「ミニバンに求められる快適性」が高められています。さらに7人乗り仕様には、2列目にオットマン付きのプレミアムクレードルシートを採用する他、「走るラウンジ」を目指し質感もアップ。
その一方で、シリーズ2代目から設定されオデッセイ人気を決定づけた“走りのグレード”であるアブソルートも健在。ガソリン車のパワーユニットは全車2.4Lのi-VTEC+CVTですが、アブソルートのエンジンにはダイナミックな加速と優れた燃費性能を両立する直噴技術を採用。CVTも7スピードモード+パドルシフト付きに。最高出力は標準車が175psなのに対し、アブソルートは185ps。10mm車高を下げた伝統のローダウンサスペンションも、もちろん備わっています。
ハイブリッドの登場で、台数増・価格減というトレンドに! ついに買いの時期に突入
そんな現行型オデッセイですが、中古車市場でのグレード別流通量を見てみると、なんと、全体の8割がガソリン車のアブソルートという状況です。つまり、現時点での現行型オデッセイの中古車相場は、アブソルートの相場と考えてよいでしょう。ちなみにニューカマーのハイブリッド車は30台前後と極少。狙いはアブソルート一本です。グレードでは、装備充実のアブソルートEXが最多で、アブソルートの標準車が続きます。安全運転システム「Honda SENSING」搭載車は、まだまだ少なめ。
以上のような状況から、今、現行型オデッセイの狙い目は、ズバリ総額250万円以下で走行距離5万km前後のアブソルートEX! 金額的にはまだ高く感じますが、総額250万円なら3年落ちで新車時価格より100万円以上安く買える計算です。今後も初回車検の買い替えで発生した中古車が市場に流入してくるはず。現行型オデッセイの最初の買い時は、もうしばらく続くでしょう。
あわせて読みたい
- 【総予算100万円!】格安90’sミニバンを自分仕様に仕上げて遊ぶ(後編)
- 現行型ヴォクシーの平均価格が200万円切り目前|迫力重視の「煌」も、燃費重視のハイブリッドも買い時到来
- 【総予算100万円!】格安90’sミニバンを自分仕様に仕上げて遊ぶ(前編)
- 【フェルディナント・ヤマグチ×編集長 時事放談】自動車業界と半導体について(後編)
- VIP=セダンの時代は終わった!? ラージサイズミニバンの2列4人乗り仕様で、極上の贅沢を味わおう
- 本場ドイツの名門レース「DTM」が、再び注目を集めるワケ!【EDGE MOTORSPORTS】
- 【マンガ】ホンダ N-ONE(現行型)ってどんな車? 詳しく解説【人気車ゼミ】
- 現行型アルファードの平均価格が300万円台に突入!! 中でも後期型の低走行車が超お得
- ホンダがスポーツEVを投入か!?
- 必要なのはカーナビより衝突軽減ブレーキ!? 安全装備が令和の“三種の神器”の筆頭候補に!