「レクサス並」の高級セダンが60万円!?
カテゴリー: 特選車
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2013/10/04
レクサスブランドでも販売されていたトヨタ ウィンダムは今が買い
最終型ウィンダム発売にあたって、広告では「細部まで磨かれたレクサスクオリティ」とトヨタ自らがうたっていました。10年選手でも魅力は色あせません
3L V6エンジンは最高出力215ps/5,800rpm、最大トルク 30.5kg-m/4,400rpmを誇ります。静かにトルクフルに加速する様は高級感が溢れています
シフトレバー部分からドアトリムまで緩やかにつながる木目調パネルは流麗なデザインです。高級車らしくエアコンは左右独立温度調整式を装備しています
ホイールベースは2720mm、全高も1455mm。ほぼセルシオ並みの横幅も特徴です。もちろん居住性も高く、特にリアの座り心地は格別です
ウィンダムに中古車の旬が到来!
トヨタ ウィンダムはお手頃価格で高級車を味わいたい人にぴったりです。
よく「中古車に掘り出し物があるか否か」と問われることがあります。中古車は需要と供給で成り立っており、安いものには安いなりのワケがあります。そのなかで、良車種、良物件でありながら、需要の少なさから不当なほど安い車があります。例えば、昨今のミニバン、コンパクトカーブームに押され見逃されてしまった高級セダン、ウィンダムです。
ウィンダムは海外では「レクサスES」として販売された実力派セダン。しかし、価格のボリュームゾーンは2001年に登場した最終モデルですら車両本体価格で40万円~60万円と格安(2013年10月1日現在)。平均価格は約55万円と底値で安定しています。
ハッキリ言ってこの最終型、かなりお買い得なのですが、原稿執筆時点でカーセンサーnetには74台しか掲載されていません。しかも、出回る台数は下落傾向にあり、走行距離も増えてきています。
「良いものを安く買う」というなら、ウィンダムは今がベスト。燃費や装備は最新の車には劣りますが、「良い車に乗りたい」と思っている方にとっては、非常にコストパフォーマンスが高い1台だと思います。
日本車特有の高級感が満載です
ひと言に「高級感」といってもいろいろありますが、ウィンダムはフラットな乗り心地や、高い静粛性、そして軽快なハンドリング、という一昔前の日本車特有の高級感が満載です。最近でこそボンネットやフェンダー、ドアにゴム製の見切りシールを採用することは珍しくありませんが、ルーフやピラーに発泡剤を充填して風切り音を低減させるこだわりようでした。
全幅は1810mmと兄貴分のセルシオに匹敵する広さ。家族5名が快適に乗れ、デートの際も広々とした室内で女性ウケが良いでしょう。また、3Lエンジンが静かに、トルクフルに車を加速させる様は高級車ならでは。レクサスを冠していただけあります。
2000年式以降のレクサスは、中古車でも総額100万円近くします。しかし、“レクサスクオリティ”を備えたウィンダムなら、その半額程度で済むんです。
カーセンサーアフター保証が対象外間近!
「そうはいっても古い車だから不安」という方も多いでしょう。実際、掲載物件の平均走行距離は6万kmを超えていますし、ノーリスクとはいきません。そこでカーセンサーアフター保証車のなかから車両を選んでみました。
予算60万円以内、保証を付けて約65万円で狙えるのは原稿執筆時点で4台。走行距離4万km程度で修復歴なしが1台、走行距離が10万㎞程度で修復歴なしが2台、走行距離1万㎞程度で修復歴アリが1台です。アフター保証が付いていれば多走行でも安心して乗ることができるでしょう。
ただ、国産車のカーセンサーアフター保証は初度登録から13年以内が対象。ウィンダムはそろそろギリギリなお年頃です。デビューから時も経ち、程度の良い車が市場に出回る機会も減っています。
忘れられた、というのは言い過ぎかもしれませんが、見逃されていた高級セダンは古かろうと決してドライバーを裏切らない実力の持ち主。60万円前後で買えるなら、とてもリーズナルでしょう。
※プランでCSA保証を付けた場合、総額60万円を超える場合があります