中古車への乗り替えを思っています。そこで、中古車にはどのような税金がかかるのかを教えてください。

最低でも消費税と自動車税(種別割)がかかります

中古車の購入には消費税と自動車税(種別割)、場合によっては自動車重量税と環境性能割が必要となります。

自動車税は、自動車の所有者に課せられる税金で、その車の排気量によって金額が異なります。年度の途中で購入した場合には、登録月の翌月から年度末までの額を納めます。

自動車重量税は、車に課せられる税金。車重や経過年数、エコカー減免適用の有無などによって税額が変わります。重量税は車検時に支払うので、車検が残っている中古車なら購入時には支払う必要はありません。

環境性能割は名前から割引だと勘違いするかもしれませんが、車の取得した人に課せられる税金。購入時に支払います。課税額は自動車の車両価格に減価償却率をかけた「取得価格」に、燃費基準値達成度などに応じた税率をかけて算出されます。なお、取得価額が50万円以下の場合は非課税となります。

環境性能割の税率は、普通乗用車が1%、2%、3%、非課税の4区分。軽自動車が1%、2%、非課税の3区分となります。具体的には、電気自動車や燃料電池自動車などに加えて「★★★★ かつ 2020年度燃費基準+20%達成車」「★★★★ かつ 2020年度燃費基準+10%達成車」は非課税。「★★★★ かつ 2020年度燃費基準達成車」は普通車が2%、軽自動車が1%となります。それ以外は普通車が3%、軽自動車が2%です。

なお臨時措置として2019年10月1日~2020年9月30日の間は、環境性能割の税率が1%分軽減されます。