短期間なら変動金利、長期間なら固定金利

金融機関などでローンを組む場合、金利が変動か固定は借り入れ先ごとに決まっている場合や、あるいは同じ借り入れ先でもどちらか選べる場合もあります。では変動と固定、どちらが有利なのでしょう。

変動金利とは、世の中の金利の上下に連動して上がったり下がったりするのが特徴です。一般的には景気が良くなれば上昇し、悪くなれば下降します。このため先々の利息額が読みにくいというデメリットがあります。

固定金利は最終返済まで金利を固定するというものです。このため支払いの予測が立てやすく、今後世の中の金利が高くなっても最初の金利設定で支払うことができます。半面、変動金利より金利が高いのがデメリットです。

さてそう考えると、支払い回数が少ないのであれば、変動金利を選択するのが有利と言えます。ただし今は明らかに金利が低い状況であり、逆に言えばいつ金利が上がってもおかしくない状況ですから、なるべく早く支払いを済ませたほうがいいでしょう。

支払い回数が多かったり、安心して支払いを済ませたいのであれば、固定金利のほうを選ぶのが賢明です。