最後のほうにある整備記録をじっくりチェックして
全体的な車の状態をしっかり把握しましょう

一般的に記録簿と呼ばれる定期点検記録簿は、あればいいというわけではなく、その中身が問題です。当然ですが、定期点検記録簿があったとしても、記入がしっかりなされてなければ意味をなしません。定期点検記録簿で大切なのは、どこでどんな整備が行われてきたのかを確認すること。記録簿は今までの整備記録が載っている、いわば車の履歴書なのです。コンディションを把握するための重要な手段としてとらえましょう。

具体的には、定期点検記録簿の最後のほうにある整備記録をじっくり見ましょう。直近で、いつ、どんな整備が行われてきたかが記載されています。

例えば、新車時から1000km点検、1万km点検、そして車検時など、こまめに整備に出されているようであれば、前オーナーは車を大事に扱ってきたんだな、という推測ができます。ひいては程度の面でも安心できそうという考えにもつながるわけです。

また、細かい点では、ブレーキパッドの残量なども記載されているので、今後どのような整備をしたらいいかといった目安にもなります。

定期点検記録簿は車の状態を把握する大事なバロメーターです。必ず目を通しておきましょう。